37.ボス戦へ
ひろとは、泡を吹いて失神して目を覚ました後、全力で謝罪をしてなんとか許してもらい、レベル上げに勤しんでいた。
さすがに股間ドローンを使った戦術を使わない場合、かなりの戦力低下を余儀なくされるため、一応股間ドローンの使用は認めてもらった。
田中の半径5m以内にドローンを侵入させてしまった時点で跡形もなく焼き尽くしてよいという条件で許してもらうことが出来たのだ。
「てめえ、次目の前に汚物ぶら下げたら、炭も残さず焼き尽くすからな!!!」
田中がガチギレして、とんでもない勢いで詰められた時は、どうしようかと思ったが、まあ何とかなって良かった。
ちなみに、田中のステッキを打ちつけられた股間はパンパンに腫れて、ソフトボールくらいの大きさに腫れ上がっていたが、キャナーメちゃんの回復魔法ですっかり回復することができた。
「ふう、またレベルが上がったわね。これで目標レベルまでいけたかな?」
魔法熟女田中が、魔法でモンスターを仕留めてからステータスを確認して皆に話しかけた。
「これで、自分と田中さんがレベル27、キャナーメさんがレベル18」
山本が皆の状況を確認していく。
「で、俺がレベル16か」
ひろとは、股間ドローンをスクール水着の隙間から収納しながら返答する。
「まあ、これで適正レベルくらいまでレベル上げできたんじゃない?」
「そうですな!そろそろボスに挑んでも良いかと思いますよ!」
田中の問いかけに、キャナーメちゃんが頷く。
「なら、ちょっと休憩してから塔に入っていくということで依存ないかな?」
山本が問いかけると、皆が一様にうなずいた。
そのまま、食事休憩を取ろうということになり、塔の目の前まで進んでいく。
どうやって休憩を取るのか聞いたところ、塔の前に安全地帯があるそうでそこで休憩をするそうだ。
高さ2mほどのレンガ造りの壁で囲まれた、白色の塔だ。高さは30mほどだろうか。
壁を通り抜け、敷地の中に入ると、木造の小屋が塔の脇に建てられていた。
ここが、結界が張られ、安全地帯になっており、モンスターが入ってこないようになっているとのこと。
小屋に入り、各々食事をとり、しばらく仮眠することに。
食事は、メイドのお姉さんからもらったサンドイッチを食べる。
皆も、同じように担当の人がついていたらしく、その人からお弁当などをもらってきていたようで、それぞれ食事をとった。
「登戸ちゃん、レベルが上がってスキルポイントが手に入ってますので、スキルを取得しておいた方が良いですぞ!」
セーラー服を着たアラサーのおじさんであるキャナーメちゃんが、肉にかじりつきながら話しかけてきた。
「そうか!スク水剣士のスキルを追加しておきたいな!」
スクール水着にうさ耳カチューシャをつけたアラサーのおっさんであるひろとは、ステータス画面を開いて、スキルツリーを展開した。
「うーん、次はこの『スク水ガード』を取るのが良いと思いますぞ!」
「スク水ガード?」
「数秒の間、スク水が硬化することで防御力が格段に上がって、敵の攻撃を受け止められるスキルですぞ!」
「なるほど、より生き残れる確率が上がるスキルだな」
「そのとおりですぞ!攻撃を受け止めつつ反撃もできるので使いやすいスキルです」
「『スク水ガード!』」
ひろとがスキルを取得して、早速スキルを唱えるとスク水がバキバキっという音とともに硬化した。
「おおっ!硬くなった!ちょっと動きにくいけどまあなんとか動けるな・・」
スクール水着が固まってしまい、体をひねる動作が出来なくなったが、手足は動くのでスキルを発動した状態で戦闘は普通にできそうだ。
ちなみに、股間ドローンを硬化した水着の隙間から出そうとしたら、めっちゃ苦労してなんとか出すことが出来たが、半径5mの件をすっかり忘れており、あやうく消し炭にされるところだった。
こんな感じで、各々、準備を行い、少し仮眠してから、4人は塔に入っていったのだった。




