第50話 男の勲章だと思う?(4)
僕はまさに闘牛と変わらない様子……。
まあ、僕の場合は闘牛と言っても生まれたばかりの子牛と変わらない……。
そう僕を相手にしているオークの漢戦士達から見ればか弱い牛さんが『モウモウ』と突進をしてくるのと変わらない。
それもさ、彼等から見れば僕の猪突猛進のタックルなどスローモーション変わらないから、彼等にヒョイと! と僕の猪突猛進はあっさりと避けられてしまい刹那……。
僕は地面へとダイブ──!
「うわぁ、あああああああああっ!」
僕は悲痛な顔で絶叫を吐きながら転がる刹那状態へと陥るけれど。
その後は、いつも如く様子で、僕を相手をしてくれたオーク漢戦士に『ドーン!』と蹴られて。
「あっ、あああああああああっ!」
と僕はまた悲痛な顔で絶叫を上げつつ宙を舞い。そのまま地面へと鈍い音を出し落下する刹那状態へと陥るから。
「うぅ、ううう」と僕の口から悲痛な唸り声が漏れ。身動きしなくなるから。
「け、健太ー!」
アイカさんは身動きしなくなった僕の許へと駆け足で向かおうとしたみたいだ。
「アイカ! ちょっと待て! 待つのだ! 健太の許へと行って助けてはならん! これは前王の命だ! ……アイツの持つ日本人特有の平和ボケを直し、この世界へと対応するための試練だ! だから我慢をしろ! 皆だって親父の命がなければ悪者にはなりたくはないのだ……。だからこの集落の長であるお前も我慢して、徹底的に悪女を演じろ! わかったな、アイカ?」




