第44話 ぼくの特殊能力と技量は?(9)
ぼくはアヤとサラから冒険者ギルドによく似た施設──。《《冒険者組合・職業安定所》》と言うことは日本の県庁や市役所、区役所に仕事を斡旋するような職業安定所が合体をしたような施設があることはあると、二人から説明を聞き、興奮していたぼくへとアヤとサラが、主夫業を子育て支援を疎かにしないようにと釘を刺してきたから。
「うん、わかっているよ。ぼくの大事な子供達だからがんばるよ!」
ぼくは鼻息荒く、威勢よく家事……。主夫業、子育て支援の方もがんばるね、と二人へと『フンガ! フンガ!』と告げると。
「がんばって、あなた~、みんな、あなたのことを頼りにしているのだから~」
「そうそうアヤの言う通りで、あのツンツンしたアイカ姉でさえ、健ちゃんのことをちゃんと期待しているんだよ」
「そうなんだ?」
「うん」
「よーし! ぼくは! いい主夫! パパになるぞ!」
アヤとサラの二人は仲良く、ぼくへと優しく微笑みかけながら鼓舞と激励をしてくれたから、ぼくも国民と子供たちのいい見本! 父親になるのだ! と心に誓うと。
「……健ちゃん」
サラがぼくへと声をかけてきた。
「……ん? 何、サラ?」
ぼくは自分の心の中で国民や子供たちのよい見本……。仕事もできる、家事もできる王さまになるのだと誓い、もう油を売らずに家事の手伝いの続きを始めよう、がんばろうと思えば。




