第24話 大変だ!(7)
ぼくのギャギャとした甲高い問いかけに、シルフィーとアヤはいつもの様子! 調子で応じた!
ぼくが生前に日本でよく会っていた藍華姉ちゃんと同級生の彩は、この二人らしく、姉のシルフィーは語尾を少し伸ばしたお色気担当──お姉さん風の女神さま口調で言葉を返してくる。
逆に妹の彩は生徒会長らしく冷静で淡々と、ぼくに最低限の言葉だけを返してきた。
だから藍華姉ちゃんの日本での本体はシルフィーで、彩の日本での本体はアヤなのかな、と。
ぼくは六人の夫らしく、そう推測した。
「……だから健太~、朕たちが産んだ子供たちの誕生日はみんな違うだろう?」
「そうそう、あなたは知らなかったのか?」
ぼくが相変わらずサラの暴走……。コイツの回し蹴りを足に『ロウロウ』と食らいながら。
「痛い」
「痛い」
「サラ、本当に痛い……」
「マジでやめろ……」と。
「サラー! お前! これ以上! ぼくに回し蹴りを入れるのなら! ぼくも手を上げ! お前のことを殴り、折檻をくわえるぞ!」
ぼくが悲痛な表情でサラへと不満を漏らしているのに、他の妃たちは……。
サラの僕へのドメスティックバイオレンスを黙認……。放置したままの状態で……。
各自各々が泣いていた赤ん坊を優しく抱き上げ──母親らしく母乳を与えてあやしている。
だからぼくが、この糞役立たず目が! と思いながら。
日本人の夫らしく、サラのドメスティックバイオレンスを受けつつ耐え忍んでいると。
アイカとエリエがぼくの子供たちは同じ年に生まれても誕生日が違うだと教えてくれた。
「えっ! 本当に?」
ぼくは『いっ』、『痛い』と悲痛な顔で声を漏らしつつも、アイやエリエだけでなく、奥さまたち全員に問いかけた。
「ええ、そうなのよ~。あなたさま」
「──あんた、知らなかったのかい、健太?」
(お願い)
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