第105話 更にお猫様に子育て支援をしてもらいます(7)
しかしファイティングキャットは三人の子供離れをした、オークやオーガ、ミノタウロス等の武に秀でた種族の大人達でも驚愕してしまうだろうと思われる、目にも止まらぬ速さの槍の乱れ突きを『にゃん、にゃん』と難なく。
そう自分の小さな身体を活かし、三人が同時攻撃に近い、繰り出す、槍の突きを更に素早い動き、仙術の《《神速》》を無詠唱で発動して、ファイティングキャットは己が所持するトンファーや蹴り等で受け、蹴り、弾き返すから。
「もう~!」
「マジで歯痒い!」
「ムカつきますわ~!」
美麗と晋作、江乃の三人が真っ赤な顔で不満のある声を漏らすけれど。
「……まだ王子さまや姫さまたちは、にゃん、との練習を始めたばかり、にゃん。──なのに、三人のお師匠さまの、にゃんが、王子さまや姫さまに負けたら話にならない、にゃん」と。
ファイティングキャットは『ケラケラ』と笑いながら三人へと告げた。
ぼくはその様子を見て、聞けば、ファイティングキャットが言っていることはごもっともだと思うけれど。
それでもぼくは三人の父親だから晋作、美麗、江乃がんばれ……。決して三人は普通の大人の戦士たちと比べても見劣りしないだけの技量は、ぼくの仙術スキル《《譲渡》》で得ているわけだからだいじょうぶだからね、と。
(お願い)
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