15話 檄
形状変化で普段着に変えて、
「そんな訳なので、その武具は里にとって重要人物にでも装備させてあげたらいいかと思う」
一瞬で服が変わった事に驚きながら、ガルド達はうなずいた。
そろそろ城壁の続きを造り始める頃合いになって来たが、どうにも不安になってきたので、
「スーリオン殿、そろそろ城壁の続きを始めるけど、里の人々が戦闘に出る時の武具・装備を見たいので用意をしてもらえますか?」
「装備ですか?承知しました、次の休憩の時までに用意させましょう」
再び城壁の所に行くと、やはり沢山の人が集まっていた。
その中の1人が、
「勇者様、この壁は勇者様がお造りになられたので…?」
その言葉に大きく首肯き、
「その通りだ、これから城壁を伸ばしていき、今日中に精霊樹と樹の家々を囲む城塞を造る予定だ」
と、皆に聞こえるように答えた。
「あと半日でそんな事出来るのか…?」
「でも、この壁昼にはもうあったぞ?」
「そんな城塞が出来れば、アリステラ様をお守りできる…!」
などと騒がしくなったが、スーリオンが場を静まらせて、
「皆の者、聞いての通りじゃ!フレデリック様が城塞を造って下されば、魔王軍の奴輩に精霊樹に触れさせる事なく断然有利に戦う事が出来る!
西大陸では裏切りにより我等の力を完全に発揮する事なく多くの同胞を失ったが、今度こそ魔王軍に目に物を見せてやろうぞ!」
そう檄を飛ばすと、周囲は歓声に包まれた。
(一応、お膳立てをしたとは言え、上手く士気をあげたね…さすがだね)
そう思いながら城壁造りを再開した。
こちらには当面関係ないですが、設定に状態異常についてを追加しましたので、興味ありましたら作者ページなどからご覧くださいm(_ _)m




