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初指名依頼

ネオの二つ名を募集しても宜しいでしょうか? 作者じゃ、ネオの二つ名は思いつきませんでした。

すみません。因みに、二つ名に合った物語は書く予定ですので、よろしくお願いいたします。

 無事、何事も無く王都へ入れた俺は取り敢えず色々と確認した。


 因みに、この王都『トイフェル』は王城を中心にして造られているから、『スタリウム』と基本は変わらない。


 唯一違う所は形が円じゃなくて四角ってところかな。


 まあいいや。


 やっぱ王都なだけあって栄え方が違うね。


 人の量も店の量も『スタリウム』とは比べ物にならない。


 それに、少ないが貴族もいるな。


 服装を平民並に落としているから視察かなんかだと思うけど。


 うん。あの豚で傲慢で強欲で阿保で馬鹿でおろかでくずごみで虫以下の価値も無いアレでは無いね。


 俺が街中をキョロキョロながら歩く事は無く、普通にギルドに向かって十数分。


 やっとギルドに着いた。


 ギルドも『スタリウム』より三倍くらい大きい。


 流石にギルド本部よりは小さいけど。木造なのは変わらないんだよね。


 俺的には嬉しいんだけど。


 俺はギルドの外観に評価を上昇させながらギルド内に入る。


 中に入ってすぐに色んな視線に晒された。


 気にしない気にしない。


 たとえ不快で鳥肌が立ちそうになって今すぐ原因を殺したくても気にしたらダメなんだ。


 俺は特殊スキル[スルーlvきわみ](そんなの無い)を発動させながら受付へと歩いて行く。


 幸いな事に誰もいなかった。


「ご用件は何でしょうか?」

「ギルドマスターに、会わせて」


 俺はそう言いながらSランクのギルカを見せる。


「Sッ! 申し訳ありません。ギルドマスターに報告しに行きますので少々お待ちいただいても宜しいでしょうか?」


 うん。いい反応だよ。


 咄嗟に口を押えたのもさっすがプロってところかな。


 後、そんな慌てなくていいよ? 早口で噛まないのは凄いけど。


 俺は受付嬢に頷いて見せる。


 すると受付嬢は階段の方に駆けて行った。


 多分すぐに来るとは思うけど、さて、どうしようかな? 馬鹿が居るんだよな。


 こう、自然に「気付いたら居なくなっていた!」ってやつも[死神]で出来ない事も無いんだけど、流石に高レベルな人達が集中して見ているから難しいんだよね。


 う~ん。[思考加速]してるからだけど、俺の下にゆっくりと歩いてくる下卑た笑みを浮かべた男三人。


 阿保面っていうのはこういうのを言うのか?


 うむ。分からん。


 まあいいや。


 ギ・ル・マ・ス~。は・や・く・こ・い~。


 巫山戯ふざけ過ぎたね。キャラ崩壊起こしそう。


 いや、もう既に崩壊してるか? まあいいや。


――――ドタタタタ!!


 俺が目の前に来て声を掛けようとしている男達に内心で黒い笑みを浮かべた瞬間、階段の方から凄まじい足音が聞こえた。


 そして、


――――ドゴン!!


 三人の男達は凄まじい威力の蹴りを喰らって壁際まで飛んでいき、壁に激突すると三人仲良く気絶した。


 あれ? あの男達ってAランク(ピンキリの内キリの方)だったはずなんだけど。


 俺の目の前に現れたのはほんの少し赤みがかった肌に、紅の髪を後頭部で一括りにし、勝気に吊り上がった紅眼を持った百七十センチを超える長身の女性だ。


 うん居たんだね。ていうか人間ヒューマンにしか見えないのは元々か。


「オマエがネオで良いんだな?」


 男口調だ。驚きだね。見た目の良さをギャップを使って更に引き上げるとか。


 まあいいけど。


 俺は首肯する。


 すると彼女はこれまたニカッと笑みを浮かべると、口を開いた。


「オレと戦ってくれ」

「却下」




――――――――――――――――――――――――――――――――――




 俺は戦闘狂に連れられてギルドの執務室に居た。


「さて改めて、オマエがSSSランク冒険者のネオで良いんだな?」


 頷く。って言うか俺って二つ名とか無いんだよね。


 何か欲しいとは思ったけど。


「そうか。じゃ、次はオレだな。オレは元SSランク冒険者≪紅焔鬼グルモニオ≫のオルガだ。よろしくな!」


 あ、はい。


 まさか鬼人オルグ人間ヒューマンの大陸でギルマスをしてるとは、しかもちゃっかりSSランク冒険者までなってるし。


 中々やるな。戦闘狂の癖に。


「オマエって二つ名とか無いのか? なんか多頭龍ヒュドラを倒したとか武闘大会で《剣聖》に勝ったとか聞いたが」

「ない」

「ふーん。そんな事よりオレとたた――」

「却下」


 何? 何なのこの人?


 さっきから俺と戦おうとして、戦闘狂はボッコボコにのさなきゃダメなのかな?


 いや、これで変態(ドM)が生まれでもしたら目も当てられない。


 まあ生まれない様に出来るけどさ。


 な~んて、考えてる場合じゃないんだけどさ。


「ネオ。オマエ宛に指名依頼が来てるんだが」

「依頼者は」

「クライヒ王国王国騎士団団長、ルイ・ラテースだ」


 知ってた。って言うかすっごい面倒臭い言い方したね。


「内容は」

「え~と、勇者達の訓練に付き合って欲しいそうだ。何でももうルイじゃ訓練相手にならないらしい。リエレストと二人掛かりでやっと、ってレベルらしいしな」


 いや、どうなんだよそれは。


 この世界に来てからまだ約一か月(正確には四十八日)しか経っていないんだぞ?


 どんだけ強くなるの速いんだよ。


 いや、そこは異世界人補正かな?


 調べるのなんて面倒臭いからやらないけど。


 って言うか今思ったらこの世界に来てから全然経ってないんだな。


 楽しくて濃密な毎日だったから忘れてた。


「どうだ? 受けるか? 受けるんだったら勿論オレもついて行くぞ!」

「何故」

「楽しそうだからに決まってるだろ!」


 実にいい笑顔。


 さて、俺はどうしようかな?


 あいつらにも会う必要がある。違うな、会いに来たんだから受けようかな?


 あの勇者君の実力も見ておきたいし。


 よし。決めた。




オルガがヒロインになるかは不明。今の所はならない予定。

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