武闘大会本選 対《剣聖》
作者「はい」
ネオ「どうかしたか?」
作者「いや~、ネオちゃんだってさ~」ニヤニヤ
ネオ「......灰燼と成せ」バチッバチバチッ
作者「ちょっ! アアアァァァアア!!」
ネオ「逃げずに当たれよ!」
作者「嫌だね! 超越存在!」
ドオオォォオォオン!! バチバチバチッ!
ネオ「なんで平気なんだよ」
作者「いつまでもやられっぱなしな訳無いだろ」
ネオ「クッ!」
作者「それでは、今回も楽しんでください」
『ネオ選手が舞台へ上がって来たぞ!! 皆!! 巨大な拍手で迎えてやれ!! そして!! ネオちゃん!! 私と結婚してください!!』
はあ!? 何言ってんのこの人? 頭大丈夫? 壊れてないよね? 正常だよね? ペドフィリア、もといペドファイルとかロリコンとかじゃないよね?
「何言ってんだ糞野郎!! ネオちゃんは俺の嫁だ!!」
「黙りなさい!! 貴方の様な下賤な男がネオお姉様の嫁になれる訳ないでしょう?」
「彼方方は何を仰っているのですか? ネオちゃんは見て愛でるのです。そして時々ご褒美を......」
って、周りの人? 貴方達は何を言っているんですか? 俺、性別無い筈なのに身の危険を感じるんだけど?
そして、何故お姉様? 俺、性別無いけど一応男(心だけ)なんだけど?
更に、俺を見て愛でるだって? 絶対にお前等の前に姿を現さないからな! お前等だけに俺を認識できないようにしてやる!
もっと言えばご褒美って何だ!? あれか、被虐趣味なのか? って、俺限定? やめろ! お前等の存在、恐怖と言うか気持ち悪いわ! まだ喰種とか腐敗種の方がマシだ!
うわ~、逃げたい。若しくは街ごと終わらせたい。
まあ、いいや。気にしないでおこう。それが良いねうん。
でないと俺の破壊衝動とかなんたらが爆発してしまう。
『それでは、《剣聖》スフェン・フォン・アンライク様、舞台へ御上がり下さい』
なんか怪しい言葉遣いなんだが、大丈夫か?
あ、後、フォンって姓は《剣聖》のみが名乗る事を許されるとか。
え? じゃあ【剣神】の俺はどうなのかって? 知らないよ。そんな事。
大体、俺は神々の中では異質。人と共に歩む神でもあるんだから。
だってそうでしょ? 俺、世界の理を司っている様なもんだし(当の本人は理から逸脱してるけど)。
あ、いや、自然の摂理だった。かな? ここら辺はよく分かんない。
あ、俺の正面から少女が歩いて来た。
ショートカットにされている青髪に、綺麗な紅色の瞳。吊り上がった目尻と、強靭な意思が宿っている目。
身に纏っているのは動きやすそうな鎧。そして腰には一本の西洋剣が帯剣されてあった。鞘が真っ白で柄が青色、そして柄頭の様な部分が金色の西洋剣。
あれ? う~ん。あれ? もしかして、〈聖剣〉?
〈聖剣〉には幾つかの種類があるんだけど、嘘~。
で、あれ、〈聖剣〉だった。正確には〈聖剣・裡〉だった。
じゃあ、〈聖剣・表〉があるかって聞かれたら無いんだけどさ。
まあいいや。
スフェンは舞台へ上がり、堂々と歩いて、俺から七メートル離れた位置に立った。
そう言えば言ってなかったけど、舞台の大きさは百メートル四方。かなりの広さがある。
じゃあ、何で《剣聖》......スフェンが七メートルしか離れてないかって? 彼方さんが俺の強さを認めてるからだよ。
因みに、自惚れてる訳じゃ無いからね? 心視るというプライバシーもへったくれもない事したら分かった。
え? 普通に駄目だろって? 神王特権だ。世界公認なんだぜ。いいだろ。
「なあ、頼みがある」
スフェンが何か言って来た。頼みが何か分かるけど、一応聞く。
「何」
「ワタシとの戦い、本気を出してくれないか?」
「強さによる」
「つまり、ワタシが弱ければ本気を出さないと?」
頷いて肯定する。
すると、剣を抜き放ち、無表情で正眼に構えた。ただしその目は全く笑っていない。
まあ、そうだよね。唯一と言ってもいい誇りを貶されたんだから。
『両者、準備は宜しいですか? それでは、試合!! 開始!!』
実況者がそう言った瞬間、スフェンがいきなり突っ込んできた。
本気で踏み出した後の地面は、爆発が起きた様な音と共にへこんでいた。直径は三十センチ程。
ああ~、これはこの舞台耐えられないな。補強しとくか。
俺は近付いてくるスフェンを眺めながら気付かれない様に舞台を補強する。まあ、簡単に言ったら表面に結界を敷いただけだけど。
後、スフェンが踏み込んだ時にへこんだ地面も直しておいた。
スフェンは俺の直ぐ正面まで来ると、これまた凄い速度で突きを放ってきた。
が、俺は側転の要領で横に避け、地面に着けた手を腕立て伏せの要領で後方へとジャンプしてから着地する。
視界に入ってきたのは、剣を横薙ぎに払った瞬間のスフェンだった。
「やはり、お前に本気を出させるなら、ワタシも本気を出さなければ無理なようだな」
そう言ったスフェンは、物凄い殺気と[威圧]を放ってきた。
標的を絞れるようで、殺気と[威圧]は俺しか受けてない。
「ほう? ワタシの殺気と[威圧]を受けて平然としているか」
口角を上げながら言うスフェンの姿は戦闘狂にしか見えない。
スフェンが剣を下段に構えると、その身体を薄く光が覆った。
聖剣術と言ったところか。中々いいね。
「壱乃型『衝閃』」
呟くと同時にスフェンの体が動いていた。
スフェンの体を覆っていた光が刹那の間に構えている剣へと集まり、本気で振り上げられた剣から衝撃波と共に光が斬撃として飛んだ来た。
なるほど。だから『衝閃』なのか。
俺は目の前まで迫った斬撃と衝撃波を前に、スフェンが、いや、この場にいる誰もが視認できない速度で刀を抜き、斬撃と衝撃波を斬った。
傍から見れば俺に高速で迫っていた斬撃と衝撃波が勝手に消滅したように見えた。
「いいよ」
「......何がだ?」
「本気」
「ッ!」
「出す」
俺はそう言ってゆっくりと二本の刀を抜いた。
ネオ「なぁ、変態共終わらせていい?」
作者「やめたげて」
ネオ「まあいいんだけど」
作者・ネオ「次回も楽しんでください!」




