表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/69

六話 JK紹介

「やはり先手はこの子だ。絡繰(からくり)キルクス、通称――ミン。キャピキャピ系女子。クラスではムードメーカー的な役割を担う彼女は、それを反映してか派手な水着だ。ブラック小花柄にフリルスカート、ビキニ、とこりゃ完璧に勝負に来たぜ! その小さい体から溢れんばかりに活力が漲っていやがる。あと、染めた茶色の髪と水着のコントラストは素晴らしいなぁ。はぁ、なんつう良い笑顔なんだ……。心が洗われていくのを感じる。思わず僕も笑顔になってしまうよ。彼女の笑顔を見るたびに、僕は人間が笑顔という表情を作れることを、この世の全てに感謝している。」


 名前 絡繰(からくり)キルクス、通称――ミン

 身長 153センチ

 スタイル 寸胴

 普段のコーデ ホップな姫ギャル

 髪形 長髪にパーマをあて、薄く茶色に染めている。

 キトさんからの一言 笑顔が可愛い





「その奥に見えるは、両手に大量の荷物を抱えても動じない彼女、血波遣不瑠(ちはやぶる)、通称――チハだ。体育系女子。どんな時でも、部活動一直線のスチルは、まだ夏休みが始まっていないってのに日焼けで褐色に染まり、その健康そうな肌をさらけ出しているぜ。水着はブラックピンクドットのビキニとシンプルな構成だが、それによって彼女の鍛えられた筋肉が浮かび上がっていやがる。腹筋割れている、腿肉がパンパンに膨れていやがる。それらが一つの芸術品の如く、その腿は太陽に照らされ、輝きを放っている」

 名前 血波遣不瑠(ちはやぶる)、通称――チハ

 身長 164センチ

 スタイル なかなか|(筋肉の張り良し)

 普段のコーデ スポーティ

 髪形 ベリーショート

 キトさんからの一言 運動に励む姿が可愛い





「この距離からでも一目でわかる彼女は、そうだな、甲殻(こうかく) IN THE シェル、通称――ショウサに決まっている。モデル体型女子。英国人を父に持つショウサは、俺達短足人種に見せつけるためか、爽やかなブルーホワイト三角ビキニでわずかな布面積を使い、己の肉体のスタイルの良さを誇示していやがる。小顔に胸あり腰はくびれ尻は吊り上っていると、文化の違いどうこうで収まる問題じゃねーよ。腰の高さが違う、腰の高さが! もちろん足は長いは手は長いは小顔と、その体に文句を付けられる箇所は見当たらない。あぁ、染められた色ではなく、本当の金髪が風に靡いている……」

 名前 甲殻(こうかく) IN THE シェル、通称――ショウサ

 身長 174センチ

 スタイル 完璧

 普段のコーデ フェミニンまたはセレブ

 髪形 ミディアムが風に靡くブロンド

 キトさんからの一言 完璧なボディで可愛い





「おっと今度は打って変わって小さいのが来たぞ。泥鰐会(どろわにあい)、通称――アイだ。小動物系女子。普段は大人しく勉強に集中し、素行の良い彼女でもハメを外したくなる時があるってもんだ。その努力か、周りに負けまいとラメ入りでブラック花柄ビキニの大人っぽい水着を着ている。が、ちょっとチグハグかな。幼い体にその妖艶とした水着はちょっと荷が重いのが現実であった。でも……いいんだ、これが、逆に強い魅力を引き出していた。勉強一直線の彼女が見せる、この未知の方向への挑戦、見守ってやろうじゃねーか。あぁ、シャツ来ちゃった……」

 名前 泥鰐会(どろわにあい)、通称――アイ

 身長 146センチ

 スタイル 寸胴

 普段のコーデ プレッピー

 髪形 ぱっつんおかっぱ

 キトさんからの一言 その愛らしい姿が可愛い




「……マジかぁ、これは僕ですら予想出来なかった緊急事態発生や! 学級委員系女子、クラス一の堅物と謳われた彼女、握霊皇刻(あくりょうこうこく)、通称――コウなんだけどさ、あの水着はなんだ? 黒ベースに白のストライプが入った三角ビキニを着用するとはなぁ。てっきりスクール水着でも着てくるんだと思ったが、まさかあんな大胆な水着を着てくるとは恐れいったぜ。だがそれなりに恥ずかしそうだ。腕を交差して自然に隠そうとしているが、おいおい、そのデカい胸はそう簡単には隠れねぇーぜ。お、ショウサからちょっかいを受けている。胸デカい、とからかっている。って、お前も人のこと言えんだろうが! 」

 名前 握霊皇刻(あくりょうこうこく)、通称――コウ

 身長 166センチ

 スタイル とても良い

 普段のコーデ シンプルなフレッピー

 髪形 黒髪のしっとりした長髪

 キトさんからの一言 真面目に物事に取り組む姿が可愛い





「はぎゃ、来よったでー。あの小柄な体から放たれる異様な圧力、閃光ヲ壊ス(ライトニング)紅キ雷(クレナイ)、通称――クレナだ。コギャル系女子。クレナは本当に怖いぜ。まるで鋭い刃を擬人化したみたいな女の子だ。水着は真っ赤な稲妻が描かれたワンピースを着ている。もしクレナにバレたら僕は確実に殺される、そんな威圧感を放っているよ。一見貧相だが、空手を習い、体つきは良し。噂じゃ、襲ってきた露出狂を返り討ちにしたらしい。うわ、こっち見た舌打ちもした……。恐ぇ、恐ぇが……殴られてみたいとも、思う。不思議な女の子だ。もし、この子に僕のような力が備わっていたとしたら、世界を壊すかもしれない、危うさがある」

 名前 閃光ヲ壊ス(ライトニング)紅キ雷(クレナイ)、通称――クレナ

 身長 160センチ

 スタイル 小柄だが胸はある|(張り良し)

 普段のコーデ 赤色中心のロック

 髪形 茶髪に染められた短いボブカット

 キトさんからの一言 超高圧的な態度が可愛い





「な、なんだあの天使の笑顔、僕にはほとんど残っていない邪知な気持ちが溶けるように消えていく……。はぁ、片翼乃羽(かたよくのあ)、通称――ツバサだ。天然系女子。一体全体普段何を考えているのかわからないところがツバサの魅力的なポイントだ。彼女こそ、本物の天然だね。養殖ではなく、天然の天然なんだ。と思っていたんだけど……ピンクとブラックチェック柄のビキニとスカートという水着、その体も合わさって結構大胆だよ。ドキリと胸が鳴ってしまう。おいおい……まさか、計算された天然だというのか? もしさ、ツバサが天然という女性を演じる人間だったら、もう僕は何を信じればいいのかわからない」

 名前 片翼乃羽(かたよくのあ)、通称――ツバサ

 身長 163センチ

 スタイル なかなか

 普段のコーデ ガーリー

 髪形 ふわふわした柔らかいボブカット

 キトさんからの一言 不思議な魅力が可愛い





「普通の体系とぽっちゃりとした体系があるとしたら、彼女、汝我仮面(なんじわかめん)、通称――ペルソナはその中間と言ったところだろう。ドジッ子系女子。決して太ってはいない。だが、ムチっとしている。ムチムチではない、ムチ、だ。柔い弾力を持った太腿が、歩くたびに脈動を繰り返し、揺れている。ドジッ子としても有名で、バナナの皮を避けたら足がドブにハマり犬に噛みつかれ猫に引っかかれ最後には頭にトリの糞が落ちてきたことはペルソナスイッチとまで謳われた伝説だ。口癖は「はわわ」。あ、ほら、今も、砂に足をとられて顔面からダイブしてクラゲが口に入っている。白黒ボーダーチューブトップのビキニとビキニの線が、肌に食い込んでいやがる……。その破廉恥な姿に、もう一人の僕が覚醒しそうだよ……。」

 名前 汝我仮面なんじわかめん、通称――ペルソナ

 身長 156センチ

 スタイル ムチ

 普段のコーデ ホップ

 髪形 おだんごヘア

 キトさんからの一言 不幸のようなドジが可愛い




「もしもJKになっても、中二病から抜け出せなかったらどうなるか、その答えが彼女、既音(きね)フォーゼ、通称――40だ。電波系女子。自作ポエム、小説は当たり前、自分にしか見えない生物と日々会話を重ね、また自分を付け狙う組織【(むくろ)】|(もちろんレイが命名)から必死に逃げる日々を送り、望むは平穏な世界。普通なら避けられるが、40が守ってあげたくなる黒髪長髪美少女だったら、話は別だ。奇怪な行動もたちまち個性になってしまうんだよ。本日は何故か両手首に包帯を巻いているが、昨日僕が確認したところでは何も無かったので、大丈夫だろう。一種のパフォーマンスだ。ちなみに歌が上手い。水着はエメラルドグリーン花柄ワンピースと、こういう奴に限って可愛い水着を着てくるんだよな」

 名前 既音(きね)フォーゼ、通称――40

 身長 158センチ

 スタイル 胸無し

 普段のコーデ 電子的なフレッピー

 髪形 光を浴びると緑色に輝く、ツインテール

 キトさんからの一言 電脳の天使のように可愛い




「僕には妹が居るのだが、彼女、因果応報(いんがおうほう)、通称――カクゴとは仲が良い。理由? 両者とも腐っているからだ。腐った女子。どこかのオンリーイベントで出会い、そのまま仲良くなり、うちで遊んでいるところで、カクゴに出会い、その人生の意味を知った。元クラスでその秘密を知っているのは僕だけだ。基本二次元と豪語していたが……あ、バレーに興じる男子を、……女神のような笑顔で眺めている……。もちろん頭の中では、モザイクがかかった饗宴が広がっているんでしょうね。水着はブラック水玉柄のビキニにフリフリが腰を隠しているタイプ。その姿、傍目からだと普通に可愛いのに……」

 名前 因果応報(いんがおうほう)、通称――カクゴ

 身長 170センチ

 スタイル なかなか

 普段のコーデ アジアンテイストのフェミニン

 髪形 三つ編みおさげ

 キトさんからの一言 趣味は人それぞれ可愛い




「んん! 向こうでは早速バーベキューを始めているようだが、流石、無明(むみょう)(アンチ)(シューティング)(スター)、通称――ナガレだな。テキパキと指示を繰り出し、準備を着実に進めている。アネゴ系女子。凛とした佇まいに強い眼光、男性的なカッコよさを持ち、女子から人気は高い。ブラックカラフルのドットチューブトップビキニから剣道で鍛え上げられた肉体が垣間見られる。素晴らしい。だが、ナガレは可愛いモノに目が無いらしく、彼女の鞄には丸っこい猫の人形がいくつも張り付き、ファイルケースなどの文房具は小学生が好みそうなハートマークが散りばめられたモノばかり。私服はロリータファッションに近く、似合っていないのに何故か可愛いと評判を得ている。……いいよね、そういうギャップ。これで何人の男の心臓が揺れたか」

 名前 無明逆流星むみょうアンチシューティングスター、通称――ナガレ

 身長 167センチ

 スタイル 凄い|(張り良し)

 普段のコーデ 控え目ロリータ|(自宅ではロリータ)

 髪形 ポニーテール

 キトさんからの一言 ギャップが可愛い




「おっとそのバーベキューなのだが、一人手際よく野菜を切り、肉を櫛に刺し、そして先ほどスっ転んだドジッ子であるペルソナをあやしている彼女は、ゼロ式空(しきクウ)、通称――ソラだ。母親系女子。その低い身長から醸し出されるのは圧倒的な母性。クラスを仕切るのではなく、頼りにされ、そしてまとめるのがソラだ。一人だけ精神年齢が飛びぬけているほど落ち着いた印象を持たせるのだが、水着はブラック単色のチューブトップビキニと一際眼についてしまう。母性溢れる人間が、そんな不埒な水着を纏っていいのかよ。その胸はなんだ? うちのクラスの女子はトラブルが起こって泣くたびにソラがそれを自分の胸で抱きしめているのだが、母性本能が高いと、胸って大きくなるのかな。これは僕の中にある人体の不思議の一つでもある」

 名前 ゼロ式空(しきクウ)、通称――ソラ

 身長 155センチ

 スタイル 小柄だが胸はある

 普段のコーデ サイケ

 髪形 ウェーブロング

 キトさんからの一言 家庭的な暖かみが可愛い




「離れた海岸では、何故か大量のクラゲが打ち上げられていた。その秘密に噛みついたのは、有野間麻友(ありのままゆう)、通称――マユだ。オカルト系女子。一見ただの美少女にしか見えない彼女は、オカルトと言った匂いを嗅ぎつけた途端、変貌してしまう特性を持っている。現在も、この海岸で起こったであろう事故によって人間の怨念が海に宿り、それがクラゲと変化して打ち上げられたのだと譫言をのべている。あ、大量のクラゲを両手に持ち、砂浜で遊んでいた女子を追いかけている。全力で逃げられている。そんな奇天烈な彼女も、水着は花柄ホルターネックパンツタイプと大変似合い、センスの良さはずば抜けている。あぁ、これが別の方向へ向けば、彼女はもっと魅力的なのに。まぁ、今でも十分可愛いけどね。40と趣味がすれ違いながらも噛み合っているのか、大変仲が良い」

 名前 有野間麻友(ありのままゆう)、通称――マユ

 身長 169センチ

 スタイル 凄い

 普段のコーデ プレッピー

 髪形 左右に短い髪留めをつけている

 キトさんからの一言 奇行しても可愛い




腸桐辺(わたぎりあたり)、通称――腸辺。今も俺と同じクラスの彼女は、ホワイトドットフリルのビキニとスカートの水着だ。腸辺は……可愛いね。大人しいという印象をよく聞くが、動く時は積極的で、会話を重ねてみても、頭の回転が良いからか、話していてつまらないと思うことは無い。それと、腸辺はよく影が薄いと聞くが、そうとは、僕は思えない」

 名前 腸桐辺わたぎりあたり、通称――腸辺

 身長 162センチ

 スタイル なかなか

 普段のコーデ ガーリー

 髪形 ハーフアップ

 キトさんからの一言 とても可愛い




※注意

閃光ヲ壊ス紅キ雷、通称――クレナ以外、物語にかかわってきません。ちなみに、クレナは、私が執筆している『システムE ver.2』の主人公とそっくりさんです。違いは能力が無いだけです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ