お昼休憩に花とお弁当持って現れるハイスペックイケメンの好きな人の名前が私と一緒だった話
「なんで君が、ここに……?」
「いやどちら様ですの!?」
ナタリーはこの国で二人目の城に勤める女性の文官。女性らしい濃やかさと有能ぶりで、城では重宝されている。
そんなナタリーの楽しみは、忙しい仕事の合間に弾く城の奥の塔にあるピアノ。
ある日ピアノの音に導かれて、ナタリーのもとに一人の花屋がやって来た。
お昼休憩のたった少しの時間に交差する、二人の恋は一体どうなる?
植物とピアノに見守られた、ほっこりラヴ・ストーリー