星座の由来
使用したお題:『魚』『禁止』『表裏』『恋人』『星座』
星座、いわゆる黄道12星座の由来はなんなのか、ご存じだろうか。
おひつじ座、おうし座、ふたご座、うお座……。星座を12種類言える人はいえど、そのモチーフがなんなのかをきちんと説明できる人は少ないだろう。
結論から言おう。星座の元ネタはギリシャ神話で、半分の6星座はゼウスの浮気から発生している。
例えばおうし座。エウロペという娘に一目ぼれをしたゼウスは自らの姿を牡牛に変え、彼女を攫ったのだ。その際、ゼウスはあちこち駆け回ったそうだが、その巡った地域をエウロペの名前からとってヨーロッパと呼ぶようになったそうな。
例えばふたご座。美しい王妃レダに一目ぼれをしたゼウスは白鳥に姿を変えてレダの寝室に忍び込み、彼女を身ごもらせてしまう。そして人間の夫から生まれたカストルと、ゼウスの血を引いた不老不死のポルックスという双子が生まれたのだ。
例えばおとめ座。冥界のザクロを4粒食べてしまったペルセフォネは1年のうち4か月ほど冥界に住まなくてはならなくなった。ペルセフォネの母親である豊穣の女神デメテルが彼女のことを心配し、その4か月間は洞窟に引きこもってしまうせいで冬は作物が育たなくなるそうだ。
この話は一見ゼウスとは関係なさそうだが、ペルセフォネの父親はゼウスで、デメテルはゼウスの姉なのだ。もう、なんていうか、やりたい放題である。彼の性欲の前には何も禁止ができない。
全てではないが、他の星座もしょうもない理由で星座になっているものばかりである。
つまり夜空で輝く綺麗な星座たちも、その内実はゼウスのやらかしと神々のお遊びでできたお笑い話ばかりなのだ。
「へい、ちょっと」
要するに何が言いたいかというと、星座のことを神秘的だとありがたがってる連中は、元となった話を知らない間抜けということになり、星座のことを必要以上に信じる行為は実にバカげたことだといえよう。
そう、星座なんてどうしようもないものなのだ! 飲み屋でグダってるオッサンたちの噂話と大差ない存在なのだ!
「へいへい、落ち着け落ち着け。ヒートアップしすぎ」
ふーふー。そ、そうかな? いやでもね、だからこそ言いたいんだけど、星座っていうのは……。
「へいへいへい、わかったわかったから。星座のことを信用しすぎるのはダメってことね? んで、何があったんだよ。今日は朝から機嫌悪いじゃないか」
……11位。
「へ?」
今朝の星座占いが11位だったの。でもそれは別にいいの。でもね、どう見ても11位より12位の方がマシな占い内容に思えるのよ。
だって12位は「待ち人来ず」だけだけど、11位は「自己主張すると周囲から呆れられて大変なことになるでしょう」なんだよ!? 恋人が来るかどうかなんて次の日になればわからないけど、周囲から呆れられるって後々まで悪評に繋がるじゃない!
圧倒的に11位の方が悪いでしょ!? そう思わない!?
「……これが信ずるも信じないも表裏一体ってことなのか……」
なによ、小さい声でブツブツと。
「いやなんでも。それよりその占いかなり当たってると思うぞ。今日は黙っとけ」
うぐぅ。




