侍女たちの昼休み~~~女子会?
お読みいただきありがとうございます。
思いついたら書きたくなってしまったので・・・短いですけど。
侍女たちの昼下がり・・・
「今日は何から攻める?」
「恋愛のランキング!」
「え~今日はタグから攻めようよ。」
沙耶が王宮の厨房に行っているので、タブレットを借りてきて三人の侍女たちは体を寄せ合って、画面を見ている。
「上位の小説は軒並みお気に入りにしてるものばっかりだね。」
「だから~たまにはタグから攻めようよ。タグぐらいなら読めるようになったし。」
「レシュは『年の差』とかで攻めるからな~。やっぱり王道でしょう。」
「GLは?」
「クレイ、それは一人でスマホでどうぞ!」
「でも恋愛は外せないでしょ?じゃあさ、デレデレは?」
「甘甘でもいいわよ。」
「それなら溺愛ってのも一緒よね。」
「「「その三つで!」」」
しばし読み?聞きふける三人。読み上げソフトなので今ひとつ身をよじるような、首筋を掻くような気持ちが削がれるのが難点であるが、それでも熟練?の彼女たちは脳内補完をする。
「ふ~現実にはこんな世界はないわよね。」
「居るわよ。」
「どこに?」
「皇帝陛下とサヤ様。皇帝と召喚された異世界人の世界を超えた愛。」
「煽るわね。」
ここより彼女たちはネット小説そっちのけで『恋ばな』に花を咲かせる。
「皇帝陛下の場合はどんなタグが付くと思う?」
「ツンデレ。」
「異議なし。溺愛も付いたりして。」
「ねえ、なんか思いついた!甘系で、クレープ系とか和菓子系とかチョコ系とか良くない?」
「何、その言い方。」
「クレープって、包み込む系?」
「そう、過保護。」
「和菓子系は?」
「甘さ抑え目で、健康的?」
「じゃあ、チョコは?」
「溶けちゃいそうでしょ!」
「・・・皇帝陛下はチョコクレープで。」
「「異議なし。」」
「サヤ様は?」
「勘違い?」
「マイペース?」
「ジOリ風ヒロイン?」
「何それ?」
「健気で女の子らしく、やるときゃやるっというキャラ。」
「・・・ない・・・かな?」
「居直り型とか?」
「残念美人」
「「異議なし。」」
「シロは?」
「セリーン、なぜに人外?」
「いいでしょ!」
「もふもふ。」
「当然でしょ。」
「癒し。」
「平凡。」
「じゃあ、何があるって言うのよ。」
「王道ヒーロー。必要な時にシュタッと現れ、普段はは癒し系。」
「ヒーローは間違いないよね。」
「ねえ、さあ」
「ん?」
「このジレジレって?」
「じれったくなるっていう意味。」
「なる程~」
「レシュ先生。」
「はい、クレイさん。」
「ツンデレはマスターしましたが、ヤンデレの意味が今ひとつわかりません。」
「説明いたしましょう。ツンデレは ツンツン デレデレ の略です。そこでヤンデレは ヤンヤン デレデレ になるわけです。ヤンヤンとは嫌だけど楽しいのヤン♪と考えられます。従ってヤンヤン デレデレ とは好きな子をいじめるという典型の上位版と考えるのが妥当でしょう。」
「「おお~」」
クレイとセリーンは手を叩く。
「例を上げると、アーカネ君がこれに相当します。」
「「おお~」」
二人がさらに感心する。
講義に夢中になって昼休みをとうに過ぎて、セエルに怒られた三人であった。




