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魔法少女ミンキー&ダイヤ

 

「はい、お疲れ様。ミンキー」

「ありがとう。ダイヤ」



 ボスだとモノスゴワールが四天王の一人だったとかいう先が長〜い展開から早数週間。すっかりコンビが板に付きました。


 どうしてこうなった!



「いや〜、今日の怪人も強かったね」

「そうね。敵はこれからもどんどん強くなるわ。私たちも頑張って強くなりましょ?」



 10年も女の子のフリをしていると、女言葉がスラスラと出て来る。

 魔法少女になったばっかりの頃はボクっ娘系だったんだけど、単純に年齢加算して20代が一人称僕なわけないから変えた。あと、戦闘着に関してもフリル減らしてスカート伸ばして大人っぽくした。

 高校生の魔法少女もいるから、目指したのはギリギリ10代に見える魔法少女。

 男な時点で全部台無しだけどね!



「でも私ね。ダイヤと一緒に戦うようになって良かった。まさか、自分の得意な戦い方が遠距離からの砲撃なんて思いもしなかったから」

「えぇ。ミンキーの援護射撃は歴代で一番よ。周囲へのフォローや魔法弾幕で敵の足止めもできるし。集団で力を発揮するタイプだもの」



 これは実にありがたい発見だった。



『アs……ダイヤは完全な近接脳筋だからな、クマ』



 よう、後輩魔法少女の前ではイメージを保ってる害獣妖精。ミンキーの前で俺の本名言ったら切り裂くからな。

 あと、語尾にキャラ付けするのは止めたんじゃないのか?



『ミンキーが契約してる妖精がマロンのことを過大評価し過ぎて羨望の目が辛い……クマ』



 結局、俺もお前も後輩の前ではいい格好したいのな。



「さぁ、戦闘も終了したことだし解散しましょうか

 」

「はい! ダイヤにお願いがあります‼︎」



 なに?俺初耳なんだが。



「どうしたのミンキー?」

「あのね。私とダイヤがコンビを組んでちょっと経つよね?」

「えぇ、そうね」

「でね、数えてみたら明日で丁度1ヶ月なの!」



 で?それがどうしたの。



「だからね、お祝いに二人で何処かに遊びに行かない? 写真撮ったり、パフェ食べたり!」

「ミンキー、お誘いはありがたいんだけど知っての通り私は人見知りで人混みが多いのは……」

「ダメだよダイヤ。必ず敵は人が少ない所で戦ってくれるわけじゃないんだし」

「そうだわ。明日は家庭の用事で出かけなきゃ……」

「なら、明後日は? ダメなら明々後日は? 来週は? 来月は? 私はダイヤのためならいつでも時間空けるよ!」

「えぇ……あの……」



 じーーっと目を合わせて逸らさないミンキー。気まずい。これが若さというものか。

 だが、待て。ここで断らなくてどうする? 流されて本来の姿♂でミンキーと、キラリちゃんとお出かけデートに行くのか? 死んでも嫌だ!



『だから、ダイヤ。それフラグ……クマ』
















「というわけでメグ。力を貸してください」



 冷たい床に頭を擦り付け、いい歳したおじさんが土下座中である。



「あのね、いくら兄貴の頼みとは言えアタシも女子中学生と遊び行かないよ」



 賄賂として持ってきたハー◯ンダッツのアイスを食べながら無慈悲な返答を伝える愚妹。



「そこを何とかお願いします。マジカル・トパーズ様!」

「あ、アタシをその名前で呼ぶんじゃねー!」



 ゲシッ。



「痛っ。この野郎、何を生意気な。誰のおかげで誰にも正体バレずに引退できたと思っている‼︎」

「それは感謝してるけど、今更になってその話を持ち出すな!」



 はい。妹のメグこと元魔法少女マジカル・トパーズさんです。現在は大学一年生。まだギリギリ10代。

 何年か前まで魔法少女グループとして活動していたが、敵のラスボスを倒すために全魔力を使い尽くしたため魔法少女としての力を喪失。敵を倒して引退するという理想パターンを成し遂げだ。


 任務完了のご褒美に大学合格確定を貰った、全国の受験生が羨む不正を行った人物でもある。



「大体、何でアタシなんだよ」

「ほら、メグって髪色と髪型を少し弄ればダイヤに似てるだろ? 」



 ダイヤにそっくりな魔法少女トパーズ。一時期は姉妹か? と言われたらけど実は兄妹でした!

 真実は明かしてないから問題ないだろ。



「一応、知らない話題とか出たら困るだろうから、俺も同席することになってる」

「おい待て。何で女の子同士のデートに野郎が付いてくる? その……キラリちゃんはOKしたのか?」

「あぁ。こう見えて俺はキラリちゃんと親交を築いているからな。保護者ポジとして付いていく」



 最近では変身解除後のキラリちゃんをバイクのサイドカーに乗せて家まで送ってるし。ご両親にはあいさつ済ませているし。



「もうそれ、正体バレてもいいんじゃない?」

『マロンもそう思うクマ』

「うわっ、マロンきもっ⁉︎」



 最近、出会った当初の口調に戻ったマロンだけど、やっぱり違和感しかないよな。例えるなら仲良い友達が敬語で話しかけてくる的な。



「ここはひとつ。兄貴を助けるつもりで!」

「いやだから、断るって」

「コミケの軍資金を全負担するから!」

「なら、オッケーだよ兄貴」



 さて、果たして俺の財布が持つのか……。















 次回予告。『魔法少女マジカル・ミンキー』



 やった!ついに憧れのダイヤとお出かけデート。

 付き添いのお兄さんも一緒だけど、たくさん思い出作ろう。


 でも、やっぱり現れる悪い奴ら。新しい敵アクヤークの作戦でダイヤが捕まっちゃう。

 ミンキーも変身して頑張るけど負けそう。


 でも、ダイヤが助けてくれた。



 だけど……どうしてダイヤが二人いるの?



 これって一体どういうことなの⁉︎







 次回もお楽しみに‼︎
















 このあと滅茶苦茶焦った。



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