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第35話 孤児院

ノートを始めます。


少し先のことですが誰か孤児院の名前も考えてください。




Aランクになりそれなりのクエストを受けこの国で過ごして数日。


昨日受けて来たばかりだからと今日はディクとディーと店を回ることにした。

Aランクのクエストはそれなりに(私達以外)難しいらしくお金の入りも良かったのでそこら辺の子爵よりは持ってる自信がある。


と言うよりもなかなかのクエスト料の良さについつい受けてしまったら結構なお金持ちになっていたのだけどディクも気にしてないみたいだから問題なし!

ディーもレベル30を超えたあたりで一回り大きくなって小型犬と中型犬の間くらいになっている。


この国にきてからギルドのクエストばかりだったからか外をゆっくり回るのは初めてでディクも嬉しそうに(無表情だけど)ウロウロと店を見ている。

その後ろをディーもついて回っている姿はほのぼのするのだが如何せん小さいので見失わないか心配だ。


――ドンッ


そんな二人を見ていたせいか私自身も注意力がなくなってたらしく誰かとぶつかってしまった。


「ご、ごめんなさい!」


相手は小さい男の子で何やら慌ててるようだ。


「大丈夫ですよ。こちらこそすみません。慌ててるようですがどうしたのですか?」


「あ、う、ええっと、にーちゃんが、けがしたの!誰か光魔法使える人探さないと!おばぁちゃんじゃダメなの!」


泣き出してしまいそうなでも我慢している姿には結構来るものがある。

そして一緒にオロオロしているディクにも結構くるものがある。

断じて私は変態ではない!


「もし良かったらですが、ぶつかったお詫びに私が見ましょうか?私も光魔法は使えますよ。」


「本当?!早く行こ!はやくっはやくっ」


手を掴まれ引っ張られた先についたのは少し古いけど大きな家だった。


「にーちゃん!おばぁちゃん!連れてきたよ!!」


中に入るとエルフと思われる本当にご高齢な女の人とその横でベッドに包帯だらけになっている子がいる。

エルフの人はいきなりの事に唖然としている中小さい男の子に急かされて包帯だらけのこの近くへ行く。


遠くからでも痛々しかったのに近くで見るとさらに酷い。

全身が赤く爛れて包帯には血も滲んでいる。


上位の光回復魔法を子供に放つとそこにはさっきまでのひどさは全く無い12歳くらいの子供がいた。


「………んっ。」


「にーちゃん!起きたぁ!」


「あらあら、まぁ…………。あの、すみません。なんとお礼を申していいのか。私の名前はノルファです。この度は急なのにも関わらずジールのことを治して頂きありがとうございます。」


兄が起きたと騒いでいる横で年としては80歳くらいのノルファさんが深々と頭を下げる。


「いえ、気にしないで下さい。あの男の子にぶつかってしまったお詫びですので。ところでここには子供が沢山いるようですが皆さんあなたのお子というわけではないですよね?」


さっきから怪我していた少年ジールを心配してか、はたまた客が珍しいのかちらほら小さな子供達が影から見えている。


「こんなボロ屋なのですがここは孤児院なんです。」


孤児院?大人の気配はこのエルフしかしてないのに孤児院?

そのことを詳しく聞くと、ディクと私は奥へと案内されリビングらしき部屋へと導かれた。


ディーは早々小さな子供達と仲良くなったのか遊んでいる。


「ここは昔は立派な孤児院だったんです。王都にも外れの方ですがありますし私もエルフとして神殿につかえる身。この孤児院を任されました。ここでは戦争で親とはぐれた子供、親に捨てられた子など沢山います。ですが近年ここに支給されるはずのお金は年々減っていき今では食べるのにも苦労するほどになっています。協会の方にも相談したのですが聖女のことで忙しくこちらに気が回ってこないようです。ですので今度聖女様は王都の孤児院に視察に来るそうなのでその時申し上げたいと思っております。

それと、さっきのジークのことですが本当にありがとうございました。私は見た通りエルフなのですが今1062歳でして私の魔力ではもう歳なのです。若い子のように光魔法を上手く使えなくなってしまい途方に暮れていたのでとても助かりました。」


聖女とかリアルにいたのか(笑)

それにしてもこの孤児院を一人で切り盛りしていくのは辛いな。

私も時々見にくる事にしよう。

いつの間にかディクも子供たちに混ざって遊んでいた。

背の高いディクは子供たちに高い高いをせがまれている。

なんともほのぼのする光景だ。

隣にいるノルファさんもニコニコして見ている。






✾❃✾❃✾❃✾❃✾❃✾❃✾❃✾❃✾❃✾❃✾❃✾❃✾❃✾❃✾






どうやらディクとディーは相当好かれたらしく別れるときに子供たちが離れたがらなかった。


また後で来ることを伝えその時は離してもらったのだがディクとディーも名残惜しそうに見ていた。

そんなに子供が好きか。


私ももちろん好きだが私は専らノルファさんの話し相手をしていた。子どもと遊ぶのもいいがノルファさんを一人にするわけには行かない。



今度行く時はお菓子を持って行こう、そうしたらみんなで食べられるしノルファさんも見ているだけという状態にはならないだろう。




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―今日のノート―


今日から何でもノートを書きたいと思います

何でもいいので書きましょう。


byネーゼル


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