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第8話
「ちょっと顔がかわいいからって調子に乗るなよ!」
「別に!調子になんて乗ってないけど!そっちこそ!自分のことかっこいいってうぬぼれてるんじゃないわよ!」
私をつかむ手にさらに力が入る
細くて華奢に見える
いかにも文化部!って体系の癖に、力は割とある
どうしよう、どうやって抜け出そう
廊下の角から鳥居くんの姿を見つけた
助けてもらうのは癪だけど、そんなことは言っていられない
「と・・・」りいくんと声を出そうとしたら
彼は唇に人差し指を当てて「シー」というポーズをした
言われるがままに言葉を飲み込むと
彼は静かにこっちに近づいて
あっという間に、私から彼を引きはがした
「・・・・白昼堂々とナンパです・・・か!」
「うわぁ!」
私の手首をつかんでいた彼の手を引っ張り上げ
背中へ回し、関節技を決める
「ナンパする相手が悪すぎですよ?」
「いた!いたぁぁ!」
「もう、うちの会長に変なことしないでくださいね?」
「わかった!わかったから!痛い痛い!」
「それじゃあ、バイバイ」と彼を開放すると
「覚えてろよ!」とどこかの悪者か!というような捨て台詞をはいて
廊下の向こうへ行ってしまった




