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青春生き残りゲーム  作者: さきこ
青春生き残りゲーム 第2章
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おまけ 親友

私はななちゃんが大好きだ

高校に入ってできた大事な人だ

親友なんて言葉じゃ片づけられないくらいだ


だから・・・・

ななちゃんに近づく虫は片っ端から潰してやりたいと思う

一番の虫は森村だ


ななちゃんは天然だから

森村のアプローチなんて微塵も気づいていない


もしも、もしも、もしも、もしも!

ななちゃんが森村を好きだ!って言うんなら


応援・・・・・・・したくないけどするよ

でもその場合、森村の女癖の悪さを完璧に治させるけどね!

ななちゃんを不幸にするやつは絶対に許さない!



え?ななちゃんの天然具合?

ひどいよ?うん、マジでひどい


ななちゃんは美人なの、それでいて面倒見もいいしさ

同学年の女子は嫌っている人も多いけど

後輩からは男女ともに人気なの!

だから男女問わず告白されること多いんだけど・・・・・



つきあってください!の告白に

どこに?って答えるほどには天然なの


だから、まぁ・・・・心配というか・・・・



「うん、じゃあね、バイバイ。え?うん、また明日ね、和馬くん」



明日は和馬くんとななちゃんと森村と4人で肝試しして

そのあと森村の家に泊まることになっている

本当は香奈ちゃんと氷室も誘ったんだけど

2人とも用事があるからこれないらしい

ここぞとばかりに森村がななちゃんに手を出しそうだから

和馬くんと2人でななちゃんを護ろう!って話をしてた



「さーて、明日の準備でもするかなー」


両手を大きく上げて伸びをして

ベッドから立ち上がると同時に携帯がなった


画面には「ななちゃん家」と表示されている

ななちゃんの家電から?一応登録はしているけど

かかってくるのは初めてだ


「もしもし?」

「まどかちゃーん!!!!おじさんだよ!ななのお父さんだよ!」

「ふぇ?えぇぇ!パパさん?どうかしたんですか?」


電話の相手はななちゃんではなく、ななちゃんのお父さんだった

電話の向こうから聞こえてくる声はなんだか涙声だった


「なな知らない?」

「へ?」

「気が付いたらななが家にいないんだ!今日はどこに行くとか言ってないのに!まどかちゃんの家に泊まりに行くのは明日でしょ?どうしよう!まさか男のところじゃ!!」


本当は森村の家だけど

そんなこと正直に言ったらパパさんのことだ

ななちゃんを外出禁止にしかねない

だから私の家に泊まることになってる

でもそれは明日の話

けど、ここは丸く収めたほうがいい

絶対にいい


「・・・・や、やだなぁパパさん、今日ですよ!うちに泊まりにくるのー!」

「へ・・・・・?そうだっけ?」

「ななちゃん今お風呂なんですよ、だから電話出れなくて」

「あ・・・そっか、やだなーおじさん勘違いしちゃったーごめんねまどかちゃん」

「大丈夫ですよ また遊びに行きますね」





・・・・・・・・・


ななちゃんどこに行った!!


パパさんがパニックにならないように、うちにいることにしたけど

本当は今どこにいるんだろう

香奈ちゃんではない・・和馬くんとも一緒じゃない

じゃあ・・・森村か氷室!?


ななちゃんの携帯に電話してみるけど出てくれない

メールも打ったけど返信がない


意味もなく部屋をぐるぐる回っていたら

また携帯が鳴った

氷室・・・?氷室が私に電話するなんて初めてだ

まさか・・・・



「もしもし?」

「あ・・・天の橋さん?オレ、氷室だけど」

「氷室・・・・・まさか!あんた今ななちゃんと一緒なんじゃないでしょうね!!」

「へ?なんでわかった?」

「マジか!あんたななちゃんに何をした!」

「なんで何かしたって前提なんだよ!何もしてねーよ!」



私はさっきななちゃんのパパさんから電話が来たことを説明した

すると氷室はホッとため息をついた

なに安心してんだこの野郎!



「何?その安心したような溜息」

「いや、天の橋さんに姫条と一緒にいるって姫条の親父さんに言ってもらえないかなと思ってたから」

「ななちゃんは何してるの?」

「・・・・詳しくは話せないけど、寝てる」

「寝てる!!!!なんでよ!!!」

「だから!詳しくは話せないけど寝てるんだって!!」


詳しく話せないってなによ!

おかしいとは思ってたのよ

前から氷室って何かとななちゃんのこと気にかけている素振りあったし

しかもここ最近は一緒にいるところよく見るし

くそ!要注意人物は森村だけじゃなかったか!


「・・・・天の橋さん・・・たぶん変なこと考えていると思うんだけど・・・」

「考えるわよ、こんな時間に男女が一緒にいるなんておかしいじゃない!付き合ってるの!?」

「それはない・・・ただ、オレが姫条の優しさに甘えたってだけ・・・誓って変なことはしていない!」


「・・・・・本当?」

「本当!天の橋さんが姫条のこと大事にしているように、俺も大事にしたいから、変なことして縁を切りたくないんだよ」



へぇ・・・へぇ、へぇ、へぇ!

氷室そんなこと考えてたんだ

うん、まぁ・・・ここまで言うんだから何もしてないんだろうな


「・・・とりあえず、信用するわ!」

「よかった・・・・じゃあお礼はまた学校に行ったときにする」

「お礼は明日もらうわ、あんたも肝試し参加してよね!」

「はぁ?」

「私と和馬くんだけでもいいんだけど、ななちゃんを守る人は多いほうがいいわ!」

「なんのこと・・・」

「森村からななちゃんを守るのよ!大事なんでしょ?ななちゃんが?」

「・・・・・・・・わかったよ・・・・じゃあな」


「あ、ちょっと待って」

「なんだよ?」

「今日はななちゃんに何もしてないって信じるけど、これから先ななちゃんに変なことしたら絶対に許さないから、覚えておいて?」


「・・・・・・・・・わかった・・・肝に銘じておく」


ななちゃんが無事だとわかってホッとした

けど、何で氷室と一緒にいるんだ?しかも寝てるってなんだろう

ななちゃんと氷室の間に何があったんだろう

氷室は絶対に教えてくれないだろうし、ななちゃんもきっと教えてはくれないだろう


二人の秘密なんだろうな

だから私が聞いちゃいけないことだろう

でもね氷室覚えておいて

私は氷室だろうが森村だろうが

ななちゃんにひどいことをしようとするなら


絶対に許さないということを!


ななちゃんは私のかけがえのない親友だから

ななちゃんのことをちゃんと守ってくれる人が現れるまで

彼女を守るって誓っているということをね!


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