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第5話
「玲一をぎゃふん?」
「そう、ということで氷室の好きな食べ物教えて」
昼休み、和馬を中庭に連れ出して聞き込み調査を開始する
悲しいことに、氷室の好きな食べ物がオニオンリングくらいしかわからない
あと、炭酸が苦手っぽいことと、コーヒーはブラックくらいしかわからないのだ
「うーん、何が好きっていうのもよくわからないなぁ」
「えぇ、私よりずっと一緒にいるでしょ?なんかないの?」
「だって、学校ではいつもよもぎ蒸しパンと焼きそばパンしか食べないし」
「外に食べに行くって言っても決まったもんしか食べないし・・・」
「そ・・かぁ・・」
昨日は心配して損した!とか思ったけど
やっぱり心配だ
なんだそのワンパターンな食事は!
まぁ、好きなものは分かったけど
蒸しパンと焼きそばパン作ってどうするよ・・・
どうしようかと悩んでいたら
肩にずしっという重みが乗る
「はぁい、ヒメ!なんの話してるの?」
この声と、この行動
こんなことするのは彼しかいない!
「森村くん!!いきなり近づくのやめてって・・・」
名前を呼んで振り向くと、思った以上に彼の顔が近くにあった
びっくりしたんだ私はそうびっくりしただけなんだ
だから、私は悪くないんだ・・・
「キャー!」という叫びこと一緒に
グーパンチを彼にくらわせてしまったのは事故だと思ってほしい




