第24話
「ヒメ!こんなところで何してるの?」
「和馬・・・・?あんたこそ何やってるの?もうすぐ授業始まるよ?」
「ヒメこそ、教室戻らなきゃやばいんじゃない?」
屋上で桜を眺めていた
けじめをつける前に心を落ち着かせたかった
心を落ち着かせてそれから和馬への気持ちにけじめをつけようと思ってたのに
どうして今ここに来ちゃうかな
「昨日はごめんね、心配してくれたのに何も言わないで帰っちゃって」
「ううん、まどかも無事だったし、別にいいんじゃない?」
「うん、それは本当によかったんだけどさ、ちょっと気になったことがあって」
「なに?」
「ヒメのことだよ、昨日玲一に泣かされてたってクラスの子が噂してたから気になってて」
あぁ、もう・・・なんで私の心配なんかするんだろう
大事な人ができたんだから私のことなんて気にかけなくていいのに
こういうところが好きで
こういうところがあるから嫌いになれなかった
いや、違うな
私は怖かったんだ
自分の気持ちを打ち明けて、和馬と離れるのが怖かったんだ
「別に氷室に泣かされたわけじゃないよ、目にゴミが入ったのを泣いたって勘違いしたんでしょ?」
「そうなの?」 「そうだよ」
「本当に?」 「何?今日はしつこく聞くな」
「だってヒメ何も言わないから、聞かなきゃ教えてくれないでしょ?」
「教えたら、和馬驚くかもよ?」
「え?驚くようなこと隠してるの?」
「うん、たぶん私のこと嫌になるかも知れない」
「まさか、そんなわけないじゃん」
「だってさ・・・俺たち・・・」
だめだって・・・その先は・・・・
言っちゃだ・・・・
「親友だろ?」




