608列車 房総を暴走
2062年4月1日・土曜日(第25日目)天候:晴れ 東日本旅客鉄道外房線千葉駅。
千葉8時40分→「新宿さざなみ1号」→館山10時07分
千葉→蘇我間の乗車券使用開始および終了
最長往復切符往路蘇我駅より使用再開
今日も荷物は千葉で泊まったホテルにおいてきた。今日も千葉で泊まるからだ。
早朝の千葉駅には新宿から千葉方面に走ってくる特急列車「さざなみ」に乗る。房総半島を走る特急列車は内房線に「さざなみ」。外房線に「わかしお」が走っている。だが、内房線には早朝に走る「さざなみ号」は土曜・休日でなければ設定されていない。平日であれば17時30分東京発の「さざなみ1号」君津行きまでない。
「あんまり混んでないねぇ・・・。自由席でもよかったんじゃない。」
萌はそう言った。5両編成の特急列車の車内はほとんどの席が空いている。自由席でも余裕で窓側の席を確保出来るようだ。だが、僕たちは亜美ちゃんが指定券を取ってくれている。わざわざ自由席に座る理由もない。
E265系はスピードを上げる。乗客も少なく、足取りはかなり軽快である。乗客は一駅止まるごとに数を減らし、木更津まで来ると指定席は僕らだけになり、自由席もがらんどうとなってしまった。
昔は183系9両編成の「さざなみ」、「わかしお」や255系9両編成の「ビューさざなみ」、「ビューわかしお」という列車が設定されていた物だ。房総特急のグレードが明らかに下がっているのはJR黎明期とは客層そのものも変わってしまったからだろう。そして、その一助になった高速道路が木更津には来ている。アレのおかげもあるんだろうなぁ・・・。鉄道が勝てない状況というのは日本全国至る所にある。鉄道好きとしては目を背けたくなるような現状ではあるが・・・。
君津を出発し、浜金谷などに停車し、房総半島を南下。館山に10時07分に到着し、「新宿さざなみ号」を降りる。
館山10時13分→安房鴨川10時53分
館山からは黄色と青のラインが入ったE233系に乗り換える。乗り換え時間が短いので、さっさと車両の中に吸い込まれることにする。10時13分発の列車が館山を発つと次に安房鴨川方面に向かうことの出来る列車は11時10分。1時間後と考えればまだ良心的か・・・。
最長往復切符往路安房鴨川駅で途中下車
安房鴨川駅ではお昼のために降りた。10時53分に到着すれば、10時57分に外房線経由の千葉行きがあるが、お腹が減ったので、この先の戦争のために備えることにした。
安房鴨川11時37分→「わかしお12号」→大網12時48分
安房鴨川からは外房線の特急「わかしお」に乗車。
大原駅ではいすみ鉄道が分岐する。いすみ鉄道には古い新しい車両という西日本旅客鉄道の35系客車と同じ意味の分からない車両が走っているが、往路では乗る暇はなさそうだ。
大網駅で「わかしお」から下車。大網駅で外房線から東金線に乗り換える。大網駅はちょうどハの字型に広がっている。外房線と東金線のホームは離れた位置にあり、対面乗り換えなど優しい乗り換えではない。
「これって結構疲れるね。」
「案外距離あるんだなぁ・・・。」
そうぶつぶつ言いながら、歩けば東金線ホームに行き着く。
最長往復切符往路大網駅まで使用




