600列車 三嶋大社と新幹線
2062年3月28日・火曜日(第21日目)天候:曇り 東海旅客鉄道東海道本線三島駅。
三島→徒歩→三嶋大社
三嶋大社までは歩いて訪れた。徒歩15分と書いてはいたが、二人で話してきたから20分ぐらいかかかっただろうか。
ここを訪れた意味は本当をいうと無い・・・。
「鉄道唱歌で三島の名を広めたのは三嶋大社があるからって歌われているわけだけど、来てみたら本当にただの神社よねぇ。」
鉄道唱歌16番「三島は近年開けたる、豆相線路の分かれ道。駅には此地の名を得たる、官幣大社の宮居あり」と歌われている。
簡単にこれを訳すると「三島は近年開かれた、修善寺方面への分かれ道。駅には此の地方の名を取った、官幣大社があります。」という感じ・・・かな。
「ハハハ。僕たちは一体何を期待してここに来たんだろうねぇ。ただの神社っていうのは知ってたはず何だけど・・・。」
これが俗に言う「残念観光地」って奴だろう。来る人が勝手に期待しすぎて、現実を突きつけられる。それで「なんだここは」と感じてしまうのが残念観光地の正体である。確かに、僕たちもどこか期待しすぎていたのかもしれない。
「まず参拝してから、三島駅に戻ろうか。」
僕たちは三嶋大社に参拝して、三島駅に戻る。時間はまだ早いが、夕食も済ませて、僕たちはみどりの窓口に行った。
「吸いません、三島から小田原までのグリーン券売ってもらえますか。」
「畏まりました。ご利用はお一人ですか。」
18時17分発の列車は東日本旅客鉄道の車両E239系で運行される。10両編成で4号車と5号車に2階建ての自由席グリーン車も連結されている。また、E239系のグリーン席以外の座席は非常に固いことで有名である。E239系が使用される路線や時間帯によっては積極的に自由席グリーン車を活用する予定だ。
三島18時17分→小田原18時59分
「次は函南、函南です。」
自動放送が流れる。此の音声の自動放送を聞くようになると首都圏が近づいていることが分かる。
函南駅に停車。10両編成の車両が止まるには不釣り合いな風景だが・・・。
此の近くには地名に「新幹線」と付くところがある。これは新幹線の建設に携わった人たちの宿舎がこの辺りにあったかららしい。
函南駅から熱海駅までの間は約8キロある丹那トンネルが横たわっている。もちろん、新幹線もトンネルでこの辺りを抜けている。さっきの函南にある「新幹線」は新丹那トンネルの建設のためにもうけられたような物だ。
丹那トンネルを抜ければ、町並みが見え、熱海駅に到着。E239系は4分の停車の後15両編成となって宇都宮を目指す。この列車からしてみれば、千里の道の一理も過ぎていないぐらいか・・・。
「この自由席グリーンって良いわねぇ。」
「良いよなぁ・・・。これでちゃんと座れることが保証されていればなぁ・・・。」
「そうねぇ・・・。それだけがネックよねぇ・・・。」
右に見えるくらい風景は全て海だ。太陽がでていれば、この辺りも綺麗なのだが・・・。
18時59分に小田原駅に到着。荷物をまとめて、列車から降りる。19時04分になると列車は宇都宮に向けて出発していった。
「ロングランだな・・・。」
「アレ乗り通す人いるのかな。」
「いるだろ。変人は少なからずいるし。」
最長往復切符往路小田原駅で途中下車
一口メモ
東日本旅客鉄道E239系3000番台
東海道本線・湘南新宿ライン・東北本線・高崎線向けに製造された車両。




