前へ目次 次へ 4196/4230 不死身兄弟との邂逅《深夜勤務マン4・暫定》 ――話は不死身兄弟に酒場へ連れ込まれる半日前へ遡る。 「――――ッ……着いたか?」 虹色の空間が暗い茶色の壁に塗り替わって、ユーリは次の世界へ辿り着いた事を悟った。 「……洞窟、か?」 ひんやりとした空気。でこぼこの道とごつごつとした壁。 暗いハズなのに天井や壁に生えた苔がそこそこの光量を放っているお陰で、視界はそれと無く確保できている。いや、やろうと思えば龍の力で火を起こせるが……今はまだ使用するのは控えておこうと思った。