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そして戦う虹と深緑57《深夜勤務マン2・暫定》
「――――!」
驚愕。ミカドの表情に表れた変化はその一言に尽きる。
濃い緑色の煙が消え去った時、ユーリが――真正面に居たのだから。
視界を完全にふさがれた状態で一撃必殺の奇襲を仕掛けてくるものだと思っていた。それがまさか…………真正面からゆっくり近づく事で悟られない様にしていたとは。この状況で?
――トンッ。軽く、ミカドのローブ越しに触れたのはユーリの拳。
「――――フゥ……」
静かに吐いた息。だがそこに込められた裂帛の気合を、ミカドは感じざるを得なかった。




