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お嬢様ですから《お泊り忘年会2・暫定》
「――むっ! 今、ユーリがアタシをバカにしたような……」
泡だて器を回す手を止めて、カーニャがじっと森の方角へ視線を向ける。
そのままじーっと目を凝らしてみるものの、何かが見えるハズも、聞こえるはずもなく……。
「ふんふふーん♪ 今日はユーリ様に手作りのお菓子を――――ってカーニャさん!? オーブンの火力が大変な事になってるんですが!?」
「へっ? ――――って、わあぁぁぁぁぁ! 煙が、煙がぁ……!?」
「いやいやっ!? 普通こんな火力になりませんよぉっ! な、何をやったんです!?」
選択科目“調理”……。比較的緩く……学生の息抜きとして人気の授業にて騒ぐのはヨーハとカーニャの二人である。




