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お知らせ
東京怪異捜査録 − 警視庁特対室CASE:XXX −
私の名は豆大福。オオナムチを救った鼠の末裔である、白い毛並みがとてもイカしている鼠の式神。特異事案対策室の留守番係だ。普段は机の端っこで見張っているけれど──今、皆捜査に出て誰もいないオフィスで、机の上をぼんやりと眺めている。
なぜなら目の前に積まれたのは、書きかけの調書の山。人間の社会では怪異だけではなく、時の流れも容赦なく追いかけてくる。
そう、今回追いついてきたのは締切の時間だったんだ。今回はお休み。
でも心配しないで。次の更新では、また新しい事件簿を持ってくる。お詫びに私が描いた絵を用意した。過日のプレゼント企画で使用した木簡墨汁が、池のように余っているのだ。文字にはちょっとした怪異避けの仕組みも入れてある。これでも眺めながら待っていてほしい。
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