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天啓の海  作者: 古寂湧水こじゃくゆうすい
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歴史好きにはたまりません!将来大明帝国3代目永楽帝になる朱梯の配下800人が50万人を破ります。\(^o^)/応援で近代装備の3千5百人が駆け付けますよ。

いよいよ歴史のクライマックスが始まりましたね。この明の永楽帝と八代将軍の吉宗の時代と、現代とがクロスしてお楽しみいただきますよ。

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ブータンのカンルンの別宅にやって来た。子供たちはすぐに隣家の3人の子供を呼んできて、一緒にプールで遊んでいる。隣の大型の赤犬とこちらの4匹も、洗われて一緒に泳いでいる。


久々なのか犬たちも気持ちよさそうだ。王様夫妻はコーヒーブレークで、スタッフはここに置いてあるジープで出かけたようだ。夕方は隣家の家族とともに、いつもの屋外バーベキューである。


牛肉に恐竜鳥、猪肉も焼かれている。子供たちは久々の肉なのか、牛肉を無言でガンガン食べている。親父[今日の焼酎はオレンジ米と蕎麦だな。]


すず[ここのお酒を飲むと、なんかほっとするんですよね。]親父[最近、中国人が本国で食えないからって、逃げてくる人が多いみたいですよ。有無を言わさずに送り返しちゃうようですけれど。


こちらも貧乏国なので受け入れなんてできませんからね。さんざんぱら生意気な態度をとってきて、ふざけんなですよね。]


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すず[肉はたくさんあるので、私たちのことは心配しないでどんどんやってください。]


娘[ついに自分のオムライスができて、家族にも食べてもらったら、まあ、おまけの合格点ぐらいだけれど、もう少し勉強して本当においしいのを作るんだ。


ホテルの人たちも仕込みが早くなったって、褒めてくれているよ。][腕が良くなれば一流のホテルにも行けるようになるから、基本を一生懸命勉強しておきなさい。]


娘[毎日ジョギングと腕立て伏せに、鍋振りを300回やっているよ。]親父[少し前にラサに行ってきたんだけれど、雰囲気的に余裕が出てきた感じですね。


王様の領地で稼がせてもらっているから、ラサの方にも回ってきているんじゃあないんですかね。チベット人は稼ぎがあれば、自分ができる範囲でお布施をしますから。]


すず[皆さんの大好きな、イチゴのコンデンスミルク掛けですよ。]長男[ぼくんちの家族はイチゴをこのように食べるのが大好きなんです。]2泊して夏見に帰った。


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真田首相に竹中参謀長がやって来た。


竹[江戸でずいぶん頑張っているようですね。今村司令官から嘆願書が届いていて、永楽帝の時代に王様とともに3千5百人で介入したいということで、首相と検討した結果、現世のことでなく過去のことなので、


届け出をすればいいということになったのですが、私が島津コンビや閣僚を廻って同意を取りました。今村さんにはその旨を伝えてあります。特に島津コンビは自分たちが行きたいって言っていましたよ。


世界史的に面白いところからの参入ですので、武人ならだれでもやりたいでしょうね。


吉宗将軍の時代に調味料やドラッグストアで大儲けのようですが、中華はスケールが違いますのでその10倍は行きそうですよ。]


首相[先祖の松姫は身寄りのない子供たちに学問や武術を教えたり、王様の肝いりでオルガンを弾けるようにして、低学年用の文部省唱歌を教えていてそれが知れ渡って、吉宗将軍も平服で確認に行ったようですね。]


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[2学級あり真田の松姫と友人の商家の娘が歌を教えていますが、音楽の時間には近所の子供たちの多くが押し寄せて、みんなで唱和しているようです。]


首相[その時代では画期的なことですので、周囲が驚くでしょうね。先祖が皆さんに喜んでいただけることをやるのは、子孫の私でもうれしいですよ。]


のちの永楽帝になる燕国王の朱梯の住居の空き地に、王室専用車が2台突然降り立ったので、驚いていたが気を送って支援者が黒い乗り物で切ることになっているので、すぐに頷いて重鎮会議を開いた。


長[私たちは未来のヤマトコク(日本国)からここの王様が帝位を獲って、中華の覇者になることを手伝いに来ました。]道行和尚[それが本当だとしても、見方が800人しかいなくなって、


この城の八方の門も1門1旅団の5千人で固められて、城の周りに4万人がいて雪隠詰め状態だけれど何か妙案はあるのかな。]


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長[まず王様たちは打開策として、各門を守備している各門の高官10人ずつ80人を呼び出して、酒宴を催すと称して実際は殺害してしまう計画だと思います。]


重鎮たちがなんで、機密事項を知っているんだという顔をしている。長[そこでそれを変更して日に午前と午後に各門の責任者5人づつが来て、王様の味方になると伝えてきます。


4日間毎日来ますので4万人が味方になりますよ。その前に私たちの仲間の70人がやってきますが、よろしいでしょうか。]朱梯[それは構わないよ。ただいきなりの人たちなので監視を付けさせていただきます。]


道行和尚[臣下を希望しているわけでなさそうだけれど、何を臨んでいるのかな。][はい。臣下を望んでいませんが、まずこの4万人が味方になるのが成功しましたら、王様と五分の兄弟分にしてほしいです。


実際には王様の方が兄貴分になりますので上ですけれどね。中華圏で商売をするのが望みですので、王様が帝位につくまでしっかりとサポートします。70人の他に未来の装備をした3千5百人が合流しますよ。]


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朱梯[五分の兄弟分と商売が目的とな。私はこの際手段を選べないので、この話に乗ろうと思うけれどどうかな。]道行和尚[それもよろしいと思いますけれど、


70人の仲間を呼んで話を聞いてからでもいいと思います。]次男朱高句[私も和尚の考えに賛成です。]70人がやって来たが、今村大将に根本大将、それに長野中将に上泉中将と鈴木伊伯少将に疋田文五郎大佐、


長野中将の子どものタケ中佐にハツ少佐も参加している。[総司令官の今村大将に副総司令官の根本大将、参謀長の長野中将に副参謀長の上泉中将であとは省きます。]


道行和尚[先ほど囲んでいる4万人を味方にするといわれたが、本当にそんなことができるのかな。]今村[普通だったら難しいことは承知しています。


でも私たちには天がいつも味方をしてくれますので、大丈夫ですよ。何ら心配をすることはありません。10:00には1組目が来ますので、王様たちが正面で私たちが脇から見守りますよ。]


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翌日、本当に一組目の第3門を警備している5千人を率いる張旅団長に連隊長クラス4人がやって来た。打ち合わせ通りに燕王と中枢が正面で、こちらの関係者が右脇に控えている。


燕王[こちらの味方になるという申状に、相違はないかな。]張[間違いございません。一族郎党も南京からこちらに移動して、既に王様の領地に入っています。


私と同僚の2名の守備隊長も同じようにしているということです。既に腹をくくっていますので、全く問題はないと思います。私たちは現実的に兵力的には10倍以上の差はあっても、


必ず王様が帝位を獲れると思っていますし、能力がないものがトップになるものじゃあないと思っています。北方では元の一派が勢力を盛り返していますので、早めに対処しませんといけません。


王様の左右はよく存じている諸将ですが、こちらの方々はどのような人達ですか。][まもなく到着する強力な軍団の頭領です。少数ですが相手が15万から20万人でも、この人たちだけで勝てるということですよ。]


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5人はかなり驚いた表情で、張[今までにそのような軍隊を見たことがないので、拝見させていただきます。]今村[私たちは馬に乗りませんし、弓矢も使いません。


新しい乗り物に乗って連続撃ちの鉄砲や長距離の大砲で敵をやっつけます。私たちは手柄を一切自分たちのものにしませんので、一斉突撃のチャンスだと思いましたら、王様の許可を得て突撃ラッパを鳴らします。


十分に叩きのめしてください。]張[それは面白い合戦ができそうですね。他の守備隊の仲間にも話しておきますよ。はっはっはっ。それでは失礼します。]


燕王[今村大将のおっしゃっていた通りになりました。]今村[午後は1時半に、やはり5人が来ますが話の流れは一緒です。15分前に所定の位置に着きますが、それまでは休憩をしたり昼飯もいただきますよ。


はっはっはっ。]道行和尚[昼食の準備は時間通りに運ばれていきますので、ご安心ください。]


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休憩場所で茶菓子を食べながらである。上泉[いい感じですね。史実ではここから勝ったり負けたりで南京を落とすまで4年以上掛りましたが、3か月から6か月もかからないと思いますけれどね。]


長野[そんな感じですけれど、間を置いた方がいい時はその様にしなければならないし、微妙なものもありそうですね。]根本[判断がつかないときは、大軍師のゴンちゃんに聞けばいいさ。]


上泉[そうでしたね。一度も外れたことはありませんから。]


昼食から酒付きの豪華版である。円卓を囲んでのものであるが、料理も大盛で品数も多い。


根本[なかなか気を使ってくれて、待遇もいいですよ。本当に南京をやっつけられると思ったんでしょうね。はっはっはっ。]長野[酒は50年物の白酒といったところですか。


芽台酒と同じような感じでおいしいですよ。]上泉[みんな逃げ出しちゃって、800人からの大逆転ですので歴史のハイライトですよ。まあ、正式な歴史には残りませんけれどね。]


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午後からも予定の時間に旅団長を含む5人の守備隊幹部がやってきた。


旅団長[第三門の守備隊長は私の友人ですが、こちらの新規の隊長さんの軍隊で15万人から20万人だったら問題ないと伺いましたが、普通では思いもつかないのですが、


ヤマトの国の未来から来られたようですね。]上泉[その通りですが。15万人から20万人といったのはもののたとえで、30万人でも40万人でも全く問題ないですよ。


各個撃破と面で数十万人を一挙に殲滅してしまう方法がありますが、数万人ぐらいでしたらこちらで勝てるように道筋を付けますので、頃合いを見て王様の判断を得て一斉突撃の進軍ラッパを吹きます。


その後は好きなようにやってください。ただ相手が盛り返してくる場合もありますので、その場合はそこで頑張らないで、後ろで待機している装甲車両の後ろまで逃げてきてください。


そうしたら再度迫撃砲と機関銃の嵐で叩きのめしますよ。]5人とも大いに納得して引き上げていった。この調子で全八門4万人の守備隊が味方になった。


アッと驚くような戦い方も用意していますので、楽しみにお待ちください。

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