球技大会 2
一日の授業が全て終わったあと、マッキーは教室に入ってきた。
「おい、席つけ、球技大会の希望決めたか?今から聞くぞ、とりあえず。あ、音羽は初めてだから、希望どうりにしてもいいな。音羽、何がしたい?」
「うちは、バスケがいいです。」
「じゃあ、音羽はバスケな。」
「先生!競争率の高いバスケに音羽さん入れるってひどくないですか〜?女子の入れる人数減っちゃうじゃないですか〜。」
こ、これか。翔好きの女子の醜い争いって。ああ、いやだな。助けを求めて夏夜を見ると、大丈夫というようにうなずいていた。
「富沢、言っただろう、音羽はこの学校で初めてだから優先的にと。お前が単にバスケにしたいだけだろう。これ以上文句言ったら強制的にバレーの方にするが。あ、あと基本的にバスケ部もバスケになるはずだから、江川、笠原、桐沢、三上と八幡はバスケだ。あとは、お前らに任すわ。その代わり、勝てよ。」
富沢さんは、何か言いたそうにしていたがこらえて静かにしていた。
「じゃあ、よろしく、桐沢、木瀬川。」
「マッキー、また俺ら学級委員に投げんの?」
「私ら、マッキーのせいで仕事めっちゃ多いんだけど。」
仲のいい学級委員が文句を言いながら仕切り始める。
「じゃあ女子、先に決めちゃおうか。夏夜と音羽さんはちょっと待ってて。女子でバスケやりたい人?」
夏夜と澪以外の女子の手が全部上がっている。夏夜と澪がバスケだから枠は二つしかないのに。
「くじ引きしよう。あたりはふたつだな。女子はそっちでやってて。男子は…希望ある?ないの?じゃあ全員くじでよくね?それ楽だし、よし、そうしよう。」
男子女子共に教室の端で、くじ引き大会が始まった。
女子は静かにくじを引き終わり、ほとんどの人がくらい顔をしている中、木瀬川咲翔と出雲朱音が明るい顔をしていた。
男子も決まり、この日のホームルームは、女子がやや険悪ムードで終わった。
バスケ:江川、笠原、桐沢、三上、塩野谷、戸田、松山、矢田
音羽、八幡、木瀬川、出雲
バレー:雨ノ宮、岩瀨、小池、榊原、高智、津田、富沢、西川、野口、樋渡、堀水、渡部
サッカー:青木、石渡、小野口、沢村、瀬野、塙、船越、最上、矢口、矢代、横田、渡辺




