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第三十一話 可愛い狸さん
内容を悩んでしまい投稿できなくてすみませんでした…!
「麗さまー!お待ちくださーい!」
トテトテと駅の方面から走ってきたのは、狸の耳と尻尾を生やした幼女。
走っているため揺れるボブの茶髪がとても可愛く、キラキラと光る緑色の瞳がそれをより際立たせていた。
(駅であったお婆さんくらい可愛い…いや、それよりも可愛いかも)
すれ違いざまに、フリフリと振られている尻尾を掴む。
「きゃぁっ!」
悲鳴までも可愛い。そのまま逆さ吊りにして、私の目線まで持ち上げる。
「だ、だだだ、誰ですか!?」
しまったつい、掴んでしまったが特に意味はないのだ(強いて言うなら好きな子をいじめたくなるあれだ)。どうしよう?
「わ、私は…」
このちょっとした騒ぎ?を聞き付けたのか麗と呼ばれた女性がこちらへ向かって来た。
「猯ちゃんを離しなさい!!」
その言葉とともにボディーガードたちが戦闘態勢へと移った。
(ちょっとした出来心のつもりだったのに…)




