31/70
第三十話 純粋無垢
トボトボと来た道を戻っていると、ボディーガードが沢山いる仰々しい集団を見つけた。
(角が生えた人がいっぱいいる)
しかも2本角。あ!
(これはもしかしなくても、鬼城陽斗がいるんじゃ…)
そんな気がする。
ちょっと気になって、覗いてみた。
「麗様。陽斗様が心配しております。早く帰りましょう」
ボディーガードの1人が中心にいる可憐な女性に話しかけている。
(麗…?陽斗じゃないならいいや)
クルリと踵を返す。
「あ、はい!すみません!」
後ろから麗と呼ばれた女性であろう声がした。
(私、あの人苦手かも…)
何と言うか…こう…純粋無垢です!って感じに鳥肌が立った。




