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私は守護霊になりたい  作者: 尾瀬ヶ原薄
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百合カップルを守護らねば死人と同じだソレは

ぶぇげぉあ



死は穏やかなものでありたいと願っていたが、そう上手くいくはずもなく俺は死んだ。


嗚呼っビチグソが!なんでこんなカス低脳オーク共に脳ミソぶちまけられて死ななきゃならないんだ…ユリア…リリィ…彼女たちがちゃんと逃げられているならば悔いはないが生憎確かめることが出来ない…糞が糞が糞が糞が糞が糞が糞が糞が糞が糞が糞が糞が糞が糞が糞が!!!あの二人に手を出したらタダじゃおかねぇ!美しい友情を下等生物の分際で壊そうとしたゴミカス共を肥溜めのタンカスにしてやれるなら俺は悪魔に魂を売ってもいい!!!ああでももう意識が朦朧としてきた…せめてもう一度チャンスがあるのなら…





「成程、コレが今回の対象者か。手早く説明してとっとと送り付けるとするか」

「…真面目にやってくださいね?」

「わかっとるわい、何回やってきたと思っとるんじゃい…」

「頼みますよホント…」


「あがぁあがあがぁぁぁ!!!!!!殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる!!!!!!一族諸共ハラワタぶちまけて豚の餌にしてやる!!!ぁがぉぉあぁぁ!!!!…あ?痛くねぇ…?カス下痢便共も居ねぇ…?」

「なんつー口の悪さじゃコイツは…」

「本当に対象者なんですかね…?間違えてテキトーな魂持ってきてませんか?」

「なにを言うか確かにコイツは選ばれし者じゃぞ?」

何者だこのジジイと女は…それにここは…

「あの…お2人はどちら様でしょうか…?」

「うぉぉっ、敬語とか使えるのかビックリさせるな…」

「思いの外会話は成立しそうですね…」

「もしもーし?」

「あっすまんの、ワシはマテリエル、転生を司る者じゃ」

「申し遅れました、ワタクシはエウォルスキーでございます、こちらの女神様の付き人をしております。」

「はぁ…転生ですか…」

「ああ、普通の魂なら有無を言わさずバランスが整う程度に無作為に転生させるんじゃがな、ごく稀に死後放っておくとテキトーな種族に転生させた場合未練や使命感、強すぎる正義感や愛で魔王になりかねん者が紛れ込む訳じゃ。」

「そこでワタクシ共はそういった強烈な魂をこうして連れてきて然るべき器にある程度記憶を保ったまま移し替える業務を行っております。そうしないと無意識下で暴走してしまい貴方自身も新しい家族や友人達も傷つけることになるのです。」

「コレが結構ギャラが良くてのー!新作の魔道遊戯板("我々"の言うところのゲームのようなモン)がウッハウハじゃ!」

「コホンッ」

「おっと話が逸れた、ともかくおヌシをとっととそれ相応の器に転生させねばならんのじゃが…なんか希望あるかの?」

じょ、情報を叩きつけられすぎて追いつかない…とりあえず聞くべきことはコレだな、コレしかねぇ

「その前にいいですかね?死んでからどれぐらい経ちました…?」

ユリアとリリィが心配だ、どれぐらい経ったかどうなったかは知りてぇよな…

「回収したのは死後7秒後ですね、転送は自動的ですので」

なっ7秒…!それならばまだ間に合うかもしれねぇ!!!

「なぁ頼む、今すぐ元の場所に飛ばしてくれねぇでしょうか。「無理じゃ」

んなッ…

「言うたじゃろう、『 転生』を司ると。ンなすぐ都合よく飛ばすのは無理じゃしよしんば出来ても赤子じゃぞ、なにが出来るというんじゃ。」

「うるせえ!!!俺は2人を助けなきゃならねぇんだ今すぐ送りとばッ…してください…!」

「マテリエル様が仰った通り、今送っても自由に行動できるのはせいぜい15年後、貴方が急いでもなんの意味もないのですよ。」

そんな…あくまで産まれ代わらねぇとダメなのかよ…あの二人を守れねぇんなら俺は死んだも同然だ…幽霊団員とはよく言うが無意味な存在ってこういうことなんだよなぁ… いや、待てよ…幽霊…霊…それなら!!!

「なぁ、アンタらとにかく俺の魂が安定した状態で向こうに行けばいいんだッ…ですよね?」

「あぁそうじゃ、テキトーに済ますとロクなことにならんしな、減給されると新型遊戯板起動装置が買えなくなるでの」

「そうじゃなくて魔王が産まれるからでしょう?」

「うるさいのぉジジイ、ンなこたわかっとるわい」

「…俺を()()()()()()向こうに飛ばせないでしょうか!」

「んぁ!?」

「それならわざわざ器を用意しなくても今すぐ飛ばせるハズだッ…です、守りたい人が居るんです…!!!」

「いけません!そんなことをすれば消滅するかもしれないのですよ!そんなことになれば大問題です!」

「あなた達はさっき俺のことを()()()()と言った、ならばそのまま飛ばしても耐えられるハズだ!」

「…本気かの?」

「無論」

「……断る」

糞がッ!!!無理なのかよ!!!!

「おヌシを幽霊生命体(ゴーストビースト)として転生させることぐらいしかワシらにはできん」

「…ッ!」

「それなら構わんじゃろ?」

「…まぁいいでしょう、ただしイメージされている幽霊と違い死の概念が存在します。それでもいいのならば転生させましょう」

「ありがてぇ!!!」

「では行ってくるがよい!!!!!!」

直後俺は光に包まれた





「あっヤベッ…固有能力付与するの忘れた…」

「ええぇ…だからちゃんとしてくださいって言ったじゃないですか…」

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