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特殊薬物部隊SDT  作者: 山下 はじめ
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「スキャンダルは減らしたいからねえ。最初は事務所の力で何とかしようと思って探偵使って色々調べたりしたんだけど、トルマリン01っていう薬物を持ってるって分かった途端探偵が捜査をやめてしまってねえ」

そう言って社長は吸っていたタバコを灰皿にグリグリと押し付け、高野に探偵の調査結果を差し出す。



その隣で由莉が目の前の机をバンっと叩いた。

「やれるだけのことはやります。私たちにお任せください」

「お前がそれを言うと不安が募ってくる」

「頑張ると言っているだけなのに余計です」

高野の言葉で、急に子供のように頬を膨らませ不機嫌になった由莉の姿に社長が声をあげて笑った。



それに気がついた高野は少し気まずそうに俯きながら

「やるからには徹底的に調べ尽くしたいと思います」

と口早に宣言し資料をクリアファイルの中へしまった。



かたい握手を交わした二人は木田雅子が仕事をする部屋へ連れられた。

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