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Warmonger・Junklord〜電脳戦場の帰還者〜  作者: 泥陀羅没地
序章:屑鉄のアイン・ハート

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プロローグ:血と硝煙の戦場へ

どうも〜皆様こんにちは、泥陀羅没地に御座います。


初めましての方は初めまして、お久しぶりの方はお久しぶりです。


はい…またしても打ち切りました…私には、あの物語の続きが見えませんでした…。


次の物語こそは、満足の行く完結を目指したいですね…ホントにね。


投稿は不定期です、調子が良ければ連日投稿するかも知れませんが、のんびりお楽しみ下さい…。


――〝Warmonger・Mercenaries〟が帰って来る――


今や、電子の海に人が世界を創造する事すら当たり前と化した現代に…その一文が、遍く人の声形を通じて世界中を駆け巡る。


その一文は、縁遠き者にとって価値は無い代物であったが…その名の意味を知る者達にとっては、その一文は正しく天啓に等しかった。



何あろう、特別な事はない…ただの戯れ、ゲームの一種…今や主流として世界に広がる没入型VR…人の意識を電子の海に潜行させ、その世界の一端末を操作すると言うゲームジャンルに過ぎない。


しかし、VR黎明期に生まれ落ちたソレは…同世代の同型企業を凌駕し、あのケイオス・ドリーム社としのぎを削り合ったと言う1点では多少注目の的となるかも知れない。


…話が逸れた、本題に入ろうか。



とどのつまり、warmonger・Mercenariesの要は〝戦争モノ〟…世界が有って、国が有り、資源が有って、情勢、イデオロギー、社会的軋轢が日夜変動し衝突し合う修羅の世界…プレイヤーはその世界の〝戦争屋〟…傭兵であり、企業戦士であり、商人であると言うものだ。



昔から闘争を続け、今や世界一種の人類と言う地位に有りながらも尚、闘争の本能を捨てられなかった戦狂いにとってこれほど惹かれる世界も無い…何よりソレが、より洗練された姿で帰って来るのならば…成る程、戦狂いにとってコレほどの吉報は滅多に無いだろう。



……まぁ、その戦狂いの1人に俺も居る訳だが…さて、前置きはこれまでにして…紹介が遅れたな。



――ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…――


俺は〝秋水鉄人〟…現実ではしがない会社員をしている…そんな俺は今…この世界…〝Warmonger・Mercenaries〟の最新作にあたる、warmonger・Mercenaries2の世界で、〝アイン〟の名を持ち――。


――スコーンッ!――


「――お、【壊れかけのインプラント】!…レア物だな♪」


廃材が積み重なり続ける【外界の無法地帯】で、汗水垂らしながらツルハシを振るっていた。


あぁ、誤解しないで欲しい…聞いていた話と違うのは認めるが、先ずは此処に至る経緯を説明させてくれ…う、ソレは遡る事数時間前――。




〜〜〜〜〜〜〜



「最新のVRは凄いな」


白く真っ白な空間で1人…己の身体の感覚を確かめながら俺は、其処に立っていた。


「…コレでも一世代前らしいが…前に使っていたVRギアよりも遥かに感度が良い、視界同期のブレも無い…こんな良い物を譲ってくれて…また今度、月代部長に礼をしないとな」


進化を遂げたVRギアに、テンションを高揚させつつも、粗方試し…程々に切り上げて、目の前のパネルに触れる。


「さて、早速〝キャラメイク〟するか」

「『――ようこそ、〝warmonger・Mercenaries2〟の世界へ!』」

「うおッ!?」


すると、唐突に響く声に驚き…思わず後退る、すると声の主こと、そのパネルにデフォルメされた顔が浮かび上がり、その瞳が俺を見る。


「『おっと!――驚かせてしまい申し訳有りません!――私、プレイヤー補助用アドバイザーの〝アイ(AI)子〟と申します!』」


そして、笑顔を浮かべて自己紹介するアドバイザーに…俺は少し間をおいて返答する。


「あぁ…成る程、あー…自己紹介居るか?」

「『いえ、プレイヤー情報は既に提出されています!…〝秋水鉄人〟さん、プレイヤー名〝アイン〟でお間違い無いですか?』」

「あぁ、間違い無い」


俺が肯定すると、アドバイザーのアイ子は俺の目の前に鏡写しの映像を投影し、早速キャラメイクに入っていく。


「『それでは、早速キャラメイクに入りましょう!…先ず、ボディメイキングですが…現実体型とリンク中です、要望が有れば変更致しますか?』」

「いや、不要だ」

「『では、現状のボディで…それではステータスを表示致します!』」


そして、アイ子がそう言うと次の瞬間…奇妙な箱型の機械に封入された俺に瓜二つな容姿をした無表情な男と…その隣に幾つかのステータスが表示される。


――――――

【アイン】・名前

【無所属】・所属

【無名】・傭兵ランク

【簡易ステータス】《詳細表示》

HP:100

EP:100


筋力:E

速力:E

物耐:E

術耐:E

知力:E

器用:E

幸運:E


【接続スキル】

無し


【保有称号】

無し

――――――


「『アイン様、僭越ながら重要事項を説明させて頂きますね!――本作品では、プレイヤーは〝過去、人格陽電子化された存在〟となります…従って、プレイヤーは肉体を持ち、その肉体を駆使して様々な行動を可能にしますが…ソレは、飽くまでも肉体を生成・管理する培養管理システム――〝電棺〟から送られる指示に過ぎません』」


アイ子の言葉に、俺は少し思考し…そして、その言葉の意味を理解する…つまり、この世界におけるプレイヤー…つまり〝俺〟は――。


「〝人型(コッチ)〟じゃなく、この箱(コッチ)が俺なのか」

「『はい、その通りです!…そして、〝電棺〟が破壊、又は様々な要因から、本機能を喪失すると――』」

「〝死亡〟…つまり、データロストする…と」

「『正解で御座います』」


前作に比べ、本作は随分とSF寄りになったらしい…いや、前作にも一応レーザー兵器系統は有るには有ったな。


「――成る程、理解した」

「『では、次の解説に入りますね!――ズバリ、【所属陣営】と【評判】について!』」


一先ず理解し、次へ進むと…今度は1つの巨大な大陸を載せた地図に、乱立する国と外縁をグルリと包み込むエリアと五段に分かれたグラフが浮かび上がる。


「『【所属陣営】はその名の通り、貴方様が所属する陣営の事です、この中の何れかの国か企業に属するならば【〇〇国】又は【〇〇企業】と成り、その所属が販売している消耗品及び武装、経営設備の値引き等のボーナスが手に入り、逆に敵対している勢力からは値上げや販売拒否、最悪の場合攻撃、襲撃を受ける等のデメリットも御座います』」

「成る程…〝情勢〟がこう生きるんだな」

「『はい!――そして、【評判(ランク)】ですが…コレは貴方様が世界中から見てどれ程の力量を持った傭兵なのかを表しています!――最下級の【無名】から始まり【四流〇〇】【三流〇〇】、【二流〇〇】、【一流〇〇】、【〇王】、【〇神】と、段位を昇る毎に新たな武装、新たな依頼が解放されていきます!…高ランクを目指して損は有りませんよ!』」



そう言い、話を締めると…アイ子は、ステータスの各パラメーターの説明を始める…と言ってもコレは大体どのゲームも同じだろう。


【HP】・・・生命力、0になれば死亡。

【EP】・・・エネルギー、特殊な攻撃や特殊な武装の使用に必要。

【筋力】・・・物理ダメージの増強

【速力】・・・移動速度の増強

【物耐】・・・物理ダメージの軽減

【術耐】・・・特殊ダメージの軽減

【知力】・・・特殊ダメージの増強

【器用】・・・制作の質増強

【幸運】・・・ドロップ率、ドロップ品の質の増強


と、凡そはこんな内容だ…他のゲームとの違いが有るとすれば、ステータスの強化方法で――。


「『ステータスを強化するには、貴方様が操作する肉体(アバター)の【パーツ】を組み替えるか、後述する【インプラント】によっても増強が可能です!』」


そう言われ、ステータスの詳細欄に触れると、表示が切り替わり――。


――――――

【アイン】


【頭部:汎用型有機頭部】(容量:50)

〈装備〉

無し

〈補正〉

【知力】:E

【幸運】:E


【胴部:汎用有機胴体】(容量:50)

〈装備〉

無し

〈補正〉

【物耐】:E

【術耐】:E


【右腕:汎用有機右腕】(容量:50)

〈装備〉

無し

〈補正〉

【筋力】:E

【器用】:E


【左腕:汎用有機左腕】(容量:50)

〈装備〉

無し

〈補正〉

【筋力】:E

【器用】:E


【右脚:汎用有機右脚】(容量:50)

〈装備〉

無し

〈補正〉

【速力】:E


【左脚:汎用有機左脚】(容量:50)

〈装備〉

無し

〈補正〉

【速力】:E


――――――


と表示される…どうやらこのゲーム、この身体そのものにステータスの補正が乗り、付け替えや強化が可能らしい…面白い仕様だ。


「容量とは、パーツ毎にセットできる武装、機能の上限値か」

「『はい、基本的に容量を超過する装備は使用出来ませんので、セットする機能は熟考して下さいね!――さて、それでは次は【スキル】と【称号】についてですね!』」




そして、アイ子は次に…【スキル】と【称号】の説明に移る。


「『【スキル】とは、パーツや武装が保有する【インプラント】によって利用出来る拡張要素です!…攻撃から補助まで多種多様な【インプラント】が存在し、コレによって同じパーツでもまるで異なる力を発揮します」


【インプラント】は、市場での売買や敵の討伐等でドロップしたりもするらしい…同じインプラントでもレアリティが有って、高レア程その性能も向上する…との事だ。


「『そして【称号】ですが、コレはアイン様本体に与えられる物です、【インプラント】程では無いですが微量のステータス補正や、現地住民の友好度(マスクデータ)等にも影響致しますので、手に入れられたらラッキーですね!…勿論、アンラッキーな効果の称号も御座いますので、一長一短ですけど』」

「成る程……把握した」



さて、コレで一通りの説明は聞き終えた…と、なれば後は――。


「『それでは!――説明は以上と成りますので、早速キャラメイクを実行しましょう、プレイヤー特典として、【低級インプラント】を3つと、【低級装備セット(最低保証機能付き)】が贈呈されますよ!』」


以上の要点を踏まえてのキャラメイクだけだ。

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体を改良し、強化する…ある意味死霊術みたいだ… あ、お久しぶりです。
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