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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ひとりきり

何かをするにしても、祐斗に出来そうな事と言えば少しでも多くの情報を集めておく事だろう。


話し掛けてもみたいが、すでに人の言葉ではなく、呟き続けている吉岡とは会話は無理だろう。ならば、吉岡の様子をみて次に来た時に仕事を片付けられるよう、観察しておく事だろうか。


そして、何よりもここから出る事も考えなくてはならない。朝、よろず屋に来た時に颯介にも姿が見えていたし、ボールペンを持てた、という事は人間と大差ないのだろう。


体当たりでもして逃げる事は出来そうだった。だが、そうするにしてももう少し何かが欲しい。


目を凝らして吉岡を見ていた。


「ん?」


じっと見すぎて、視界が変になったのかと思った。一瞬、吉岡がダブって視えたのだ。


目を擦って、もう1度吉岡をじっと見た。やはり、微かにだがダブって視える。これが何を意味してるのか祐斗には分からなかった。



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