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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ゆめのうち

「おかえり」


出迎えてくれたむつは、エプロンをしていた。キッチンに立つ時はエプロン派のようだった。


「えっ…と、た、ただいま」


颯介と祐斗は少し恥ずかしそうに言い、出して貰ったスリッパを履いた。


「もうちょっと待っててね。あ、少し呑む?それとも先にお風呂入っとく?」


何となく、彼女の部屋に上がったような気分になった颯介と祐斗は何と答えたら良いのか悩んだ。


「…?颯介さんからお風呂入っておいで。そしたら、ご飯食べてからだらだら出来るしね」


答えに詰まっていると、むつにそう言われ、颯介は風呂場に追いやられた。


ついこの前にも泊まったむつの部屋ではあるが、やはり女の子の1人暮らしで風呂を先に使わせて貰うのは気が引けた。


だが、颯介はむつの好意だしと思い服を脱いで風呂に入った。来るのを見越して、湯を溜めていてくれたのかまだ熱いくらいの湯には、柚子が浮かべられていた。

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