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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ゆめのうち

にこやかにむつと颯介が話していると、ようやく立ち上がった高橋がこちらに向かって歩いてくる。むつの突きが相当だったのか、腹の辺りを押さえている。


高橋が近付いてくると、むつは颯介の後ろに隠れるように回った。


「新しい彼氏か?あっちは?」


神経質そうな高い声だった。むつは知らん顔して、颯介の後ろから顔を見せる事もない。その辺は、西原と似ている。


高橋はじろっと颯介を見た。じろじろと遠慮なく上から下まで見ると、ふんっと鼻を鳴らした。そして、剣道場の方に戻ろうと歩いていく。


「相変わらず感じ悪いな」


西原の本音が溢れると、高橋はきっと振り向いた。高橋は顔を赤くして戻ってくると、西原に掴みかかった。颯介は、2人の間に入って、落ち着くように言っていた。


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