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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ゆめのうち

颯介と祐斗が戻ると、むつは柔道着、剣道着を着た男たちに囲まれてにこやかに話をしていた。


「むっちゃん…モテる系なのかな?」


「違いますよ。前に通ってたから、知り合いが多いんですよ。ここでなら、むつも華ですよ」


西原が言うと、颯介と祐斗はへぇーっと意外な物を見たように少し驚いていた。だが、確かに女性の少ない柔道、剣道場では確かにむつでも女の子として扱われるのだろう。


「さて、湯野さんは柔道の経験は?」


「あまり…高校の授業が最後くらいで」


それなら、と西原は丁寧に受け身の取り方から颯介に教え始めた。颯介は西原の説明を聞き練習しながら、剣道場の方を見た。むつは、子供たちの練習相手になっているようだった。祐斗は同じように早く来ている社会人の人を相手に、型の練習を始めていた。


颯介は、そんな2人を盗み見ながらも西原の指導を真面目に受けていた。

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