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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ゆめのうち

祐斗の思わぬ誘いに颯介が、腕を組んだまま悩んでいると、むつも行って来たら?と言った。


「身体動かして、疲れちゃえばすぐ寝れると思うし」


「むつさんも一緒にどうっすか?」


「そうそう、むつこそ身体動かさないと。太るぞ?ダイエットすんだろ?」


西原がからかうように言うと、むつはぴしゃっと西原の太股を叩いた。良い音がして、西原は痛そうにしていた。


「うーん…そうだね、むっちゃんも一緒に行こうよ。折角のお誘いだしさ、今日座りっぱなしだし」


颯介にそう言われると、むつも断りにくいのか、頷いた。


「あたしは剣道のが良いな。あと、それなら胴着取りに1回帰りたい」


「なら、決まりだな」


「けど、まだ仕事終わってないし待ってて。せめて、切りの良い所まではやりたいし」


むつがそう言うと、男3人は頷いた。


颯介は終わった報告書をむつに渡して、祐斗と西原と共に奥にある相談室に入って行った。むつの邪魔にならないように、そこで待つつもりのようだ。





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