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よっつのこわい
冬四郎とむつは家を出た時と同じように、窓からこっそりと戻り、足音をたてないように長靴と傘を元に戻した。
そして順番に熱いシャワーで温まった。冬四郎が風呂から出ると、ココアを入れたマグカップを両手に持ちながら、むつがうっつらうっつら舟をこいでいた。
冬四郎はそっとマグカップを取ると、テーブルに置いた。まだ熱いくらいのココアを冬四郎は飲みながら、むつを起こすか悩んだ。
時刻はすでに朝の5時になろうとしている。そろそろ母親が、起きてきてもおかしくない時間だ。
冬四郎はマグカップを流しに置いて、むつを抱き上げて、静かに階段を上がった。そして、むつをベッドに寝かせ布団をしっかりと肩までかけてやった。
くうくうと寝息をたてているむつを冬四郎は、床に座って頬杖をついて眺めていた。
外が少し明るくなってきている。




