↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
206/1310

よっつのこわい

倉の前に立ち、冬四郎は鍵があるとい地面の水道の元栓のような蓋を開けた。中には、少し大きな飾りのような鍵が入っていた。


がちゃっと南京錠を外し、扉を開けると湿ったような黴臭いようなにおいがした。


むつは、慣れてきたのか大人しい動物を片手で持つと、ペンライトで倉の中を照らした。そして、奥の棚に近付いた。


「ここは初めて入ったけど…凄いな」


冬四郎が感心するのも、そのはずだった。倉の中には、大量の本と何か分からない置物など色々な物が所狭しと並んでいる。


「玉奥のおじさん…何を目的にこんなのを置いていたんだろうな」


冬四郎が手に取ったのは、砂の入っている盆だった。むつも分からない、といった顔で首を傾げている。


置物なんかを物色している冬四郎をほっといて、むつは棚から古い和本を引っ張り出した。埃が舞って少し咳き込んだ。


全部を引っ張り出すと、ひんやりとした床にあぐらをかいて座った。動物はまだ、少しぱりぱりと稲妻を放っているが、大人しくむつの足の間で丸くなっている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。