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よっつのこわい
「いってっ。わっ、いっいででで…ちょっ‼あぶねっ‼あっぶねぇ」
傘を落としてむつは、ばちばちと稲妻を放っている塊を、熱い物を持つように両手にもて余している。
ばちばちと稲妻を放たれても、むつはそれを決して落としはしなかった。服が少し黒っぽく焦げている。それだけの熱量があるのだ。
「あ、よしよし…」
だんだんと稲妻が小さくなり落ち着いてくると、むつは嬉しそうに両手で抱き締めるようにして持ち直した。
「しろーちゃん、傘さして。寒い」
言われた冬四郎は、転がっているむつの傘を拾い上げると、両手が塞がってるむつの代わりにさしてやった。
「へっぴり腰。弱虫」
「何だと?」
むつが、ふんっと言うとむっとした冬四郎が睨んだ。だが、それすらむつは見ていなかった。
「で、何だそれ?」
「さぁ…?」




