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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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よっつのこわい

軽く息をきらせて、帰ってきた男は冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出すとコップに入れもせず、ぐびぐびと飲んだ。


秋の肌寒さとは裏腹に、男は汗をかいていた。少し前から日課のランニングの距離を伸ばしていた。少し、キツいくらいの方が気持ちが良い。


男、宮前冬四郎はペットボトルをテーブルに置くとジャージを脱いだ。下に着ていたTシャツが汗で肌にはりついていた。


冬四郎はTシャツを脱いで上半身裸になると、Tシャツを掴んだまま風呂場に向かった。洗濯機に脱いだジャージや下着を入れてスイッチを入れた。


風呂で熱いシャワーを頭からかけながら、冬四郎はふぅーっと息をついた。


自宅謹慎になって、毎日をゆっくり過ごしている彼はやる事がなさすぎて、日課にしている筋トレの量を増やしていた。


自宅謹慎といってもずっと家に閉じ籠ってるわけではなく、あちこちと出ては居た。謹慎と言っても形式的な物で、冬四郎からしたらちょっとしたご褒美のような物だった。


頭を洗い、身体を洗うと火照っていた身体もさっぱりとした。風呂から上がり、バスタオルを腰に巻いた。洗面所で髭を剃るか、悩んだ。無精髭が指にちくちく当たるが、出掛ける予定もなく結局、剃るのは辞めた。

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