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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ちぇんじんぐ

戸井がレジ打ちをした時間が何時なのかを確認しに行った。


「あ、あー」


ドアの前にあるレジの前で戸井が、困ったように頭をがしがしかいている。


「どうしたんですか?」


「これ、使い方がまだあんまり…たまちゃんなら分かるかと。たまに手伝ってくれてるんで」


「むつ、見てやってくれるか?」


冬四郎に言われ、祐斗は立ち上がった。すたすたと戸井の所に行くと、戸井が困ったような顔をしていた。


「いや、たまちゃんに…」


「いいから。何も聞かないで言わないで。終わったら説明しに来るから、おけー?」


「お、おけ」


祐斗が手を振って、戸井が何か言いたそうなのを遮った。そして、レジの前でパネルの操作をした。


「これか…精算時間は22時47分」


それを聞き、西原が腕時計を見た。


「少し過ぎてますが…まぁほぼ昨日通りくらいで行けますね。行きましょうか」


だかたがと皆は立ち上がり、戸井に礼を言うと出ていった。ぞろぞろと大勢が出ていき、引き戸がぴたっと閉まると戸井は何が何だか分からず、首を傾げるばかりだった。

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