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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ちぇんじんぐ

「実は今、困り事を抱えてましてね。是非、戸井さんにご協力を頂きたく思ってるんですが」


冬四郎の引き締まった表情を見て、戸井もただ事ではないと察したらしく、笑みをしまった。


「出来る事でした。…あ、おかけください」


「ありがとうございます」


頭を下げた冬四郎は、カウンター席に座った。冬四郎の両サイドには、西原と篠田が座った。むつ達は後ろのテーブル席に座った。


「それで、どういった事でしょうか?」


少し緊張ぎみの戸井が、恐る恐るといった様子でたずねると、現役警官たちは揃って少しだけ表情を和らげた。


「そんなに大それた事ではないんですよ。どうかお気を楽になさってください」


「はぁ…?」


気を楽にと言われても、冬四郎と篠田が警官である事を知っている戸井はすぐには緊張をほぐせなかった。


「昨夜、玉奥、谷代、湯野の3名がこちらを訪れたと伺いましたが本当ですか?」


冬四郎の優しげな声を聞いても、戸井は緊張しているらしく、頷くだけだった。


「何時頃に来て、何時頃まで居たか覚えてますか?」


「えーっと…来たのは19時半を回ってたかな?いや、回ってたような気がします」


戸井は慌てたように敬語で言い直した。その慌てようを見て、冬四郎がすくっと笑った。


「で、えっと…帰ったのは23時になってたような気もしますがー、あ、待ってくださいね。レジ打ちした時の記録あると思います」


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