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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ちぇんじんぐ

「まぁまぁ、人には分からない物なんだと思いますよ」


二人の間に入ってきたのは、京井だった。


「どういう事?…っとその前に、遥和さんこちら篠田さんとこの猫又のこさめさん。で、犬神の京井さんです」


祐斗(むつ)が小声でそう紹介すると、二人はぺこっと頭を下げあっている。


「随分と、お若い猫又さんですね」


京井はこさめをしげしげと眺めている。こさめは、少し恥ずかしそうにしていた。篠田以外の前でそういう反応を見せるのは、初めてなんじゃないかと思い、祐斗(むつ)もこさめをしげしげと見ていた。すると、それに気付いたこさめの爪が太ももに食い込んだ。


「痛い痛い痛いっ、何でよぉ」


「まぁまぁ二人とも。…で、何でしたっけ?」


「何で、二人はあたしだって分かったのかって疑問よ」


「だから、匂いよ。ねぇ犬神さん」


犬神さんと呼ばれた京井は、困ったように笑っている。


「そう、匂いがね。谷代君の身体に入ってても、匂いはむぅちゃんの物なんですよ」


「匂い何かしてる?臭い?」




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