表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
105/1310

ひとりきり

颯介は、くすくすと笑った。最初から心配なんか、してなかったよというような様子に祐斗は、信用されてるのかと思うと少し嬉しかった。


「それにして…急ぐ必要ない仕事なんだよね?何でわざわざ今日、また行くんだろ」


祐斗にも分からず首を傾げた。


颯介は、もうその事に対して興味を失ったのかパソコンに視線を向けた。かたかたと静かにキーボードを叩く音だけしか、聞こえなくなった。


祐斗がぼんやりとしていると、こつこつと足音が近付いてきた。ドアが開きむつが顔を出した。着替えにでも帰っていたのか、いつものオフィスカジュアル的な服装から、スキニーパンツとパーカーになっていた。


「あ、おかえり。出るよ」


「はい、行ってきます」


「颯介さん、あたし直帰する。終わり次第、祐斗も帰らせるね。あとお願いしまーす、祐斗さっさと行くよ」


「了解。気を付けてね」


颯介に見送られ、祐斗はむつの後に続いてエレベータに乗り込んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ