最終回 仏#2
「そういえばだけどなんで仏がいるんだよこの世界に?」
『あー、やっぱり聞いちゃう?それ聞いちゃう?』
うぜぇ!
『それじゃあ説明してあげましょう。えー、異世界転移について!はい!』
仏のお告げによると、異世界転移とは神仏の間で行われる取引だそうで、簡単にいうとお前の世界と俺の世界で1人ずつ交換しようぜーってなるらしい。で、ごくたまに巻き込まれる人が現れるそうだ。そういう人のアフターサポートとして、1人につき1体の神仏を配置するという。それで、望むようなら帰還もさせてくれるらしい。
「で、お前が仏なんだとしたら1人エラーでここにきたんだな?」
『そうそう。そのことなんだけどね。実くーんきぃみなんだよねぇ!』
は?
『ほんっとに手違いで申し訳ないんだけど実がねぇこの世界にねぇ飛ばされたんだよねぇ。』
「え、ってことはさ?お前、数ヶ月間ほっぽってたってこと...!?俺を!?」
『うんまあそうなるね。』
「うんまぁそうなるねじゃないよ!!少しは顔見せるくらいしとけよ!!なんでほっぽってたの!?」
『まぁそう怒るなよ。なんか面白そうだったからさぁ、放っておいてみただけで、最終的には出てきたんだから...』
「なんか良さげにするな!!こちとらこの世界で無駄な数ヶ月過ごしてたってことに!?」
『あーもうわかったよ!はい!』
瞬間!煙立ち込める!晴れた時には八坂は姿を消し、仏が見下ろしてきていた!
「え!?八坂さん!!どこです!?」
「おい仏!八坂さんをどこやった!?」
『面倒くさいから送り返したよもう。それじゃぁ私はこの辺で、さらば...』
「ちょぉいまてぇいクソ仏!!テメェ何考えてやがる!」
『ああ、ん!?え!!おい!ちょっとまてん!?』
なんか仏の様子がおかしいな...
『ちょっとごめんなんか実の方もいろいろ言ってきてて...』
「おい!まだ話は終わってねぇぞ!」
『いやだから待てって!!ああうんだからそれはこっちの話で...!ってもうめんどくせぇ...ななななーん!!』
「なんだ今の...?」
瞬間、煙が湧き上がった!
「うお!?」
「うえっふ!ごふぇっ!ごふっ!」
「八坂さん!?...ってかなんで裸...?」
佐伯、白目をひん剥く!
『あ、ごめん。あっち側に置いたままこさせちゃった。』
「仏ぇぇえぇ!!貴様ぁぁぁぁ!!!」
「ちょっと!八坂さん落ち着いてください!」
『はい、というわけで帰りまーす。』
「あ、まてこら!」
段々と仏の顔が薄れ、やがて完全に見えなくなってしまった。
「クソッ!やられた...!!」
「どうかしましたか...?」
「あの服の中に財布が...!!」
その時、ななななーんと聞こえたような気がした。服は、のちに代家車の中で財布とともに発見された。
なんかモチベが低いっす。




