st.01 深夜会津にて
皆様こんにちは。こめひこです!なろうでは初めての小説投稿になりました。まだまだ未熟な文章ではありますが、楽しめていただけたら幸いです。それでは!「自前シゴナナで異世界旅客鉄道」開演です!
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会津若松 21:00
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『一番線から 回送列車が 発車いたします』
客のいないホームにベルが鳴り響く。そのベルの合間を縫うように、旗を持った駅員が小走りで黒塗りのそれに近づいていった。
「えー、明日の運行はないんでね、ゆっくり休めそうですね。ま、今日も寒いんでね、しっかり暖とってくださいね。」
男が窓から身を乗り出して笑って言った。
「暖をとるも何も、ここはもう暑くて暑くてかなわん!エアコンが欲しいくれぇだ!さ、もう定刻だ。出発するぞ。離れて離れて!」
駅員が赤旗を振る。
「しゅっぱぁつ しんこぉう」
逆転ハンドルを前進にし、ブレーキ弁を解放する。男がハンドルを前に押し込むと、鈍い音をたてながら列車が走り出した。
男の名は「八坂 実」機関士である。現在36歳独身で、鉄道会社NR東日本の社員だ。
「えらいふぶいてますねぇ。八坂さん、前、見えてます?」
そうきいてきたのは、「小川町 瑛二」窯焚き。現在29歳の同じく独身。以下同文。
「全然見えてねぇよ!ワイパーかなんか付けて欲しいぜまったく...。」
「そりゃあ無理っすよ!電気がありませんもん!」
それもそうだと笑っていると、目の前に何かが迫ってきた。
「な、なんだ!?」
ハンドルを急いで引き寄せ、急ブレーキをかける。
「わわっ!」
小川町が慌てて柱につかまった。
激しく軋み音を出しながら、すんでのところでようやく止まったかと思うと、今度はその何かが発光し始めた。
光は徐々に強くなり、やがて目を開けるのも困難になった。
「目が!目がぁぁ!」
目を手で押さえ制帽でガードしても、それすらも抜けてくる強烈な光でやがて気を失った。
・・・テンイブツ カクニン
キカンシャヲ セカイニ ジュンノウサセマス
シュツリョクキョウカ ・・・カンリョウ
ネンリョウムゲンカ ・・・カンリョウ
タイブツキョウドキョウカ ・・・カンリョウ
マジックバリア ・・・トウサイ
ツヅイテ ニンゲンヲ セカイニ ジュンノウサセマス
マリョクチョチクノウリョク ・・・フヨ
ゲンゴホンヤクノウリョク ・・・フヨ
スベテノ アップデートガ オワリマシタ セカイヘ テンソウヲ ハジメマス・・・




