第43話 迷宮への挑戦
その二十階層と言う規模の、小さいとは言いがたい迷宮は〈ビブリオ〉と名付けられているそうだ。
魔導的な仕組みで入るたびに構造が変わるため、マッピングは意味をなさず、過去に踏破した経験も役に立たない。
一般的な迷宮につきものの罠は無いそうだが、まあ迷宮自体が罠みたいなものなので、あまり慰めにはならない。
そして、上位種に分類される魔物――牛頭鬼の存在が確認されている。
知覚も鈍いし動きも鈍重なのだが、やたらと頑丈な上に回復力にステ振りしたような魔物なので、出会ったら逃げる、もしくは、出会わないようにするのが主な対処法と冒険者ギルドの指南書には記されている。
だが、ガイナス導師はかぶりを振って言った。
「いや、儂の見るところ、あの個体は上位種どころか、不老不死にして不死身と言われる伝説級じゃな。まぁ、儂とても迂闊には近寄れず、せいぜい遠目で見た程度じゃが、間違い無かろう」
Aクラス冒険者に、ここまで言わしめるとは。
そんな魔物がいる迷宮なのだ。
駆け出しの冒険者である俺が単独で挑むには、正直、荷が重すぎるんじゃなかろうか。
「あたしが一緒について行こうか?」
マルタがそう言ってくれたのだが、これにはガイナス導師が首を横に振った。
「徒党云々とは言ったが、あれは言葉の綾というやつじゃ。鍵となる魔法具で転移できるのは一人まででの。加えて、その次の転移には、最低でも一ヶ月は間を空けねばならん」
「なるほど。宮廷が手出しできないのは、それも理由の一つですか。宮廷の所有する武力――騎士団や兵団は、文字通り集団組織としてこそ本領を発揮しますからな。単独での活動が前提となれば、これは冒険者以外には入れますまい」
オリヴァーさんはしきりに頷いている。
そんなオリヴァーさんに、俺は肝心な事を尋ねた。
「えーと、一人で行っても、俺、古代文字とか何とかは読めないんですが……」
「別にその場で解読する必要は無いさ。君には記憶力に優れたスライムがいるじゃないか。彼に全ての石碑を覚えてもらい、こちらに戻って復元してくれれば、解読は私がやろう」
オリヴァーさんは、あっさりとそう言った。
そうなると、俺の役割は牛頭鬼をかいくぐって石碑の前まで行く事だけ、と言うことになる。
いや、偵察ドローンコンビを使えば、石碑に近寄る必要も無いわけだ。
なんとなく、気が楽になってきたぞ。
だけど、その迷宮から戻るにはどうすれば良いんだろ?
「迷宮の鍵となる魔法具は、ある時間が過ぎると転移させた者を呼び戻すようになっておる。時間の長さは一定では無いが、おおよそ三日を過ぎれば呼び戻されるはずじゃ」
俺の疑問を見透かしたように、ガイナス導師が説明する。
時間が経てば自動的に脱出できるわけか。
帰りの心配をしなくて済むのはありがたいが、単独で迷宮の中を過ごすには、三日というのは少し長過ぎるんじゃないだろうか。
いや、逆に考えれば時間制限付きと言うことにもなるから、二十階層と言う規模とマップ無しにチャレンジする事を考えれば、極めて短いと考えた方が妥当だな。
「三日か。ふむ、君が迷宮で探索している間、こちらも色々と準備しておこう」
オリヴァーさんが、形の良いあごをしなやかな指でかきながら言った。
準備と言うのは、つまり、神殿への対処だろう。
「せっかくエレオノーラさんが、自ら貴重な情報を知らせてくれたわけですからね」
全面的な同意を示すために俺がそう言うと、オリヴァーさんはどういうわけか、きょとんとした表情になった。
「あ、ああ、そっちの話か。うん、たしかに神殿の不穏な動きを放置するわけにはいかないな」
「神殿が? いったい、何の話じゃ?」
初めて聞くガイナス導師が、訝しげな表情で尋ねてきた。
そんな導師にオリヴァーさんが事情を説明すると、その表情がみるみる険しくなった。
「それは本当なのか?」
「エレオノーラ……宮廷召喚術師が伝えてきた情報です。信憑性は高く、まず、事実と考えて良いでしょう」
「なんと言うことだ。聖属性魔法の使い手達を束ねる長が、一国の宰相に働きかけ、よりによって闇属性魔法を使う連中を動かすなどと。魔導十二箇条に触れる盟約違反ではないか」
「魔道に関わる者が俗世に影響を及ぼさぬよう、いにしえに定めた戒律ですか。時空魔法や召喚魔法はともかくとして、それ以外の属性魔法については、事実上、形骸化しております。もっとも、そのおかげで魔法具の恩恵を我々も享受できるのですから」
そう言ってガイナス導師を宥めると、オリヴァーさんは俺に向き直った。
「ええと、そちらの話をするとだな。エレオノーラの勧めに従って、いったん、王都から居を移すことも検討すべきだとは思っているよ。異世界から召喚された勇者たる君であっても、国家権力とまともにやり合えば、ただでは済まなくなるからね」
やはり、そう言う結論になるよなぁ。いくら何でも相手が悪すぎる。
義妹達と離れることにはなるが、ここは一時撤退もやむを得ないところだろう。
「そうですよね。そうでもしないと、俺なんか瞬殺されて、闇から闇に葬られちゃいますから」
つい、自虐的な気分になって半分愚痴るように言った俺に、オリヴァーさんは呆れたような表情になった。
「何を言ってるんだい。逆だろう。君を本気で怒らせれば、ただでは済まないのはアンベルクの方だぞ」
「へ?」
「国家権力とまともにやり合えば、君であっても手加減ができなくなると、そう言いたかったんだ」
「そうねぇ。あんたが逆上して破壊の限りを尽くしたら、宮殿も王都も一日、いえ、一時間と持たないわね」
マルタもそんな事を言ってくる。
しかし、言うに事欠いて、破壊の限りを尽くすって、なんだよ、それ。
つか、俺ってなんだか怪獣扱いされてないか?
「神殿や宮廷は自業自得だとしても、巻き込まれてはたまったものでは無いからね。王都からの避難もやむなしと考えたわけさ」
などとすまし顔で言うオリヴァーさんに、さすがにガイナス導師も苦笑未満の表情になったようだった。
「この小僧が本気になった時の能力とやらは、犬鬼上位種の件もあるし、頭ごなしに否定はすまい。まぁ、見ておらんので、何とも言えんがな。じゃが、オリヴァーよ、おぬしがそのような事態を傍観するとは思えんのだがな」
「むろん、そうなれば王都に住む無辜の民にも被害が及びますからね。そうならないよう、手は打つつもりですよ」
「と言うと?」
「宮廷や神殿の政治権力は侮れませんが、対抗勢力が皆無というわけじゃ無いでしょう。現に、冒険者ギルドも、こうして古文書のような隠し札を持っておりましたし――これ以外にも何かあるのでしょう?」
「それこそ、儂の口から言うわけにはいかんな。しかし、冒険者の庇護を義務とする冒険者ギルドといえど、全面的に仕掛けられればともかく、駆け出しの一人を護る為だけに宮廷や神殿と事を構えるほど甘いわけでは無いぞ」
「別に、冒険者ギルドを当てにしているわけではありませんよ」
「では、学術院か。あそこは隠然たる力はあるが、正面切っての闘争となれば話は別じゃろう」
「トビアス卿に迷惑をかけるつもりもありません」
「ふむ。いまさら、おぬしが血縁を頼る筈も無し……いや、その、ごほん」
ガイナス導師はそこで、何故か慌てて誤魔化すように咳払いした。
「あー、とすると、残るは……宮殿に出仕しておらぬ独立貴族か」
「ええ。とりあえずは、宰相と対立関係にあるクリスト伯爵かダンクマール子爵あたりを考えております」
「最近になって、隠し財産を理由に追加徴税を課されたところだな。じゃが、その二つは止めた方がよかろう。儂の見るところ、どちらとも信義に難ありじゃ。貴族で頼るならば、ブラーシュ男爵家だな。爵位が低く、財や領土で言えば弱小となるが、当主たるクラウディア卿は誠実と聞いておる」
「ああ、あの〈黒薔薇の男爵夫人〉ですか。噂は色々と聞いておりますが……」
「ま、込み入った話になるじゃでの。詳しいところは後にするとしよう」
ガイナス導師は、そこで話を打ち切った。
と同時に、部屋の扉が開き、荷物を抱えた従業員が入ってきた。
よく見ると、その男は、いつぞやの勝負相手だった。
「よう、坊主。こないだは、よくもやってくれたな」
台詞はともかく、その口調には屈託がなかった。
「倍にして返してやりてぇとこだが、シャルロッテ嬢ちゃんにお願いされちゃあ、水に流すしかねぇや。あの嬢ちゃんに感謝しろよ」
そう言えば、先日、シャルロッテちゃんはオリヴァーさんと一緒にここに来たんだっけ。
「ほれ、三日分の水と食料だ」
そう言いながら、その男は持ってきた包みを俺に渡してきた。
「ちと時間をくったが、準備も整ったし、そろそろ〈ビブリオ〉への門を開く頃合いじゃろう」
ガイナス導師のその言葉に、オリヴァーさんも頷いてみせる。
「古文書には、失われた召喚術師の知識――君の〈使い魔〉に関わる何かがあるらしい。その意味でも〈装魔の勇者〉に相応しい探索だ。しっかりとやるんだぞ」
「はい」
自信は皆無だったが、俺は力強く返事して見せた。
迷宮探索は初めてだが、牛頭鬼の存在を別にすれば、以前に宮殿の秘密通路を探検した、その延長みたいなものだろう。
俺自身はマルタの『眼』のような才覚を持ち合わせていないが、ローグやザガードとの感覚の共有はそれに匹敵する筈だ。
俺がそんな事を考えていると、ガイナス導師が「これが鍵じゃ」と言いながら、部屋の片隅にあった棚の引き出しから、くだんの魔法具らしいものを取りだした。
その価値を考えると保管のしかたは非常に無造作とも言えるものだったが、問題は別のところにあった。
やや反りのある黒光りした棒状のそれは、俺が思わず顔を引きつらせる造形をしていたのだ。
「漢のアツイ肉体内部で暖め続けることで封印が解けるようになっておる。木の葉を隠すには木の葉の中と言うでの。偽装の必要もあって、こんなふうに作り替えた次第じゃ」
何を思いだしたのか、上気した顔で言う導師の、その手中にある魔法具について、詳細かつ具体的な描写は省略する。
ただ、それを『肉体内部で暖めている』ところを想像するだけで、後ろを押さえて逃げ出したくなる太さと長さのシロモノだとだけ言っておこう。
宮廷の密偵だか何だかも、あれでは報告する気にはなれないんじゃないかな。まかり間違って入手した日には、その、『肉体内部で暖める』ということまでやらされちゃうかもしないわけだし。
その意味では、隠蔽工作(?)としては完璧なのかもしれない。
元々の仕様や形状は知らないが、あんな風に作り替えたのは絶対に導師の趣味に違い無い。
そのおぞましい形状をした魔法具が発動し、魔法陣が部屋の中央で待機していた俺の身体を包んだ。
初めての迷宮探索の鍵が、あんなシロモノだと言うのは非常に理不尽にして不本意だと言う思いを抱えつつ、俺は〈ビブリオ〉へと転移したのだった。
◇◆◇
盲亀の浮木、優曇華の花。
これは、非常に希少なケースの比喩に使われることわざだ。
どちらかと言えば幸運な出来事に遭遇する意味合いが強いので、転移した場所が、偶然にも徘徊途上にあったと思しき牛頭鬼の目の前だったと言う、この局面には馴染まないかもしれない。
つか、よりによって、なんつー引きだ。
「どっしぇええええ」
思わず俺は悲鳴を上げてしまっていた。
それを打ち消すかのように、今度は牛頭鬼が地響きのような咆吼を放った。
パニック状態になった俺は、ともかく必死で逃げ出した。
いくつもの角を曲がり、目についた階段を片っ端から上ったり下ったりして、何も聞こえなくなったところで、俺は息を弾ませながら足を止めた。
牛頭鬼の足が遅いと言うのは本当らしく、俺はどうやら逃げおおせたようだ。
そして、ようやく周囲を見回す余裕も出てきた。
「こ、これが迷宮なのか」
洞窟のようなものを想像していたわけだが、光源不明な明るさに満たされた、かなり人工的な造りの場所に見える。
迷宮と言うものが全てこうなのか、この〈ビブリオ〉に限ったことなのか、経験の乏しい俺には判断がつかないところだ。
それはともかく、この時になって、俺は致命的な失策をしたことに気がついた。
逃げるのに夢中で、受け取ったばかりの糧食と水筒の入った包みをどこかに放り出してしまったのだ。
どこをどう走ったかろくに覚えていないので、取りに戻るのも難しい。
糧食はともかく、三日も水なしと言うのはさすがにまずいだろう。
「グロム、出てこい」
そんなわけで、俺は角鮫もどきを呼び出し装備に同化させた。
この角鮫もどきは、装備に同化していると空気中に含まれる水分を凝集し、水を生成する能力を発揮する。
ただ、そうして生成した水は不純物も取り込むようで飲料には不向きのようだし、そもそも、ここは閉鎖空間となっている筈なので十分な量を確保できるかどうかもわからない。
だが、こいつの能力はそれだけでは無い。
水棲系であってみれば、あるいは当然かもしれないが、この角鮫もどきが持つ特技の一つが水の所在を探知する能力だ。
対象を水に限れば、剣牙狼もどきをも上回る嗅覚(?)を持っている。
必要がなかったので放置したが、これまでにも地下水脈をいくつか見つけているし、雨雲の所在もわかるようだ。
とりあえずは、放り出した水筒の所在を探知させて、ローグかザガードにでも取りに行かせようと思ったのだが、意外な結果が出た。
「これ……は、地底湖でもあるのかな?」
さほど離れていない場所に、大きな反応があったのだ。
説明がしづらいが、半端ではない面積の露出した水――水面があると言えばいいだろうか。
マルタやガイナス導師もそんな話はしていなかった筈だが、構造が変わる〈ビブリオ〉の特性から、今回現れたと言う事も考えられる。
何にせよ水は必要だし、近いこともあって、俺はそちらへと向かうことにした。
数えるほどの角を曲がり、そこにあった階段を降りた俺は、俺は思わず感嘆の声を上げた。
「うわぁ」
グロムの感覚である程度はわかっていたが、こうして自分の眼で確認すると感慨もひとしおである。向こう側が見えないほどに広大な水面が、これまた、どの程度の高さなのか分からない天井から放たれる淡い光を青く映している。
このレベルを地底湖と形容して良いのだろうか。
マルタもガイナス導師も言及してなかったので、構造を変化させた時に追加されたものだろう。
しかし、いくら何でも、これほどのスケールのものが出現するとは、まさに魔法である。
これを見て、グロムがむずむずしているようだ。
宮殿の秘密通路を抜けた場所にあった泉以来、まともに泳いでないから、無理もないか。
「わかったわかった」
俺は水辺に近寄り、装備からグロムを放ってやった。
喜び勇んで水中を駆け回る角鮫もどきに、俺は苦笑しながら思念を通して声をかけた。
「ついでに、水底を調べてくれ」
構造をこれほどに節操なく変えるとすると、この中に石碑が移動しても不思議では無い。
ついでに他の使い魔どもを呼び出す。
飛龍もどきは水上からの探索にあて、グロムから送られる情報と併せてガノンに解析させる。
剣牙狼もどきの方は、俺が来た道を辿って糧食と水筒を探させると共に、牛頭鬼の接近を見張ってもらうことにした。
そして、大鬼もどきと雑草もどきは、万が一に備えて装備に同化させておく。
こうして使い魔達を配置したところで、俺は先ほど出会い頭に遭遇した魔物の姿を脳裏に浮かべた。
文字通りに、牛の頭をした人型――鬼族には違い無い。
上位猪鬼とは桁違いなプレッシャーを感じたのは事実だが、想像していたのと少し異なる点があった。
放たれたプレッシャーや、手にしていた巨大な斧はともかく、本体の物理的なサイズは決して大型と言うわけでは無かったのだ。
身長なんかは俺と同じか、少し低い位で、横幅や体格も俺よりほっそりしているようだった。
同じ鬼族の小鬼は小なりといえども、いわゆる細マッチョと言える体躯をしており、それより小さな大鬼もどきであるヴァルガンも、一応は逆三角形なボディビルダー体型だ。
これらに比べると、うっすらと腹筋が割れているほどではあったが、逞しいと言うより引き締まっていると言う感じだった。
「しかも……あれって、雌っぽかったよなぁ」
衣服の類いが皆無に近かったので丸見えだったわけだが、あの胸の膨らみは明らかに女性の乳房だった。
しかも、人間と変わらない造形で、牛らしいと言えるのは大きさだけというところだろうか。
ただ、雄雌を判断する肝心の部分について言えば、鬼族は急所ともなり得る生殖器を通常は胎内に収めているので、あの無毛の下半身を一瞥しただけでは何とも言えない。
思い起こせば、くびれを描いて張り出した曲線は、極めて女性的なプロポーションにも見えたが、パニックに陥った俺はそれどころではなかったのだ。
「だけど、鬼族は基本的に雄しかいない筈だよな」
魔物の生殖形態は全て明らかになっているわけではないが、鬼族の場合は雄しか確認されていない。
それではどうやって数を増やすかと言えば、他種族の雌を犯して孕ませるのだ。
ちなみに、人間の女性が襲われるケースについて言えば、やり方がむちゃくちゃに乱暴すぎて被害者はたいてい息絶える為、幸か不幸か鬼族の母親になる事は無いそうだ。
なので、たいていは頑丈で生命力の強い野生動物の雌が、その母胎となるようだ。
そして、母親となるのがどのような動物であれ、その腹を割いて生まれるのは父親と同じ鬼族になる。
ただ、牛頭鬼について言えば、目撃例もほとんど無い伝説級の上位種と言うこともあり、その実体は皆目不明なのだそうだ。
あるいは、他の鬼族と違って雌しかいないと言う事も考えられる。
「そうすると、他種族の雄を無理矢理アレして子供を作るのかな?」
つまり、見かけは草食系な牛だが、実体は肉食系女子と言うことか、などというアホな考えを、俺はかぶりをふって脳裏から追い払った。
魔物を見かけで判断してはいけない。
妖鳥とか妖蛇などのように、無性生殖の卵生でありながら、身体の一部を美しい女に擬態する魔物もいるのだ。
ともあれ、俺が一番気になったのは、別のところだった。
ろくに衣服を身につけていない牛頭鬼が、唯一身につけていたもの――腰に締めていたベルトがそれだ。
自分でも理由は不明なのだが、どうやら俺は、あれが欲しいと思っているようだったのだ。
次回更新は6/26 8時の予定です。