表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「最強」スキルは俺専用です!  作者: うきを
二章 盗賊のクエスト「ラベン」
15/35

ドラゴンの子

とりあえず、盗賊は倒します。

ばれた俺は、隠すこともないので、


「あー、ばれたなら仕方ない。俺はお前らを倒しに来た冒険者だ!」


と、正義っぽいことを言ってみた。正直今は、このドラゴンの事しか考えてないんだが、少しでも楽しもうと思い、こんなことを言ったんだが、


「バカめ!今まで俺たちを捕まえようとした奴は、いくらでもいたが、全員返り討ちしたぜ!そして、お前もだ!」

「そうですか。無理だと思いますけど。」

「あ!?お前ごとき俺1人で大丈夫だ!」


来たのは、3人だったが、その内の1人が剣を抜いて走ってきた。この世界の奴は、喧嘩早いよな。俺はそれを避けて、ふらついているうちに、尻をおもいっきり蹴った。タイキック的なやつだ。ただでさえ痛いだろうに、やった奴が俺だったので、手加減はしていても、尻の骨は折れただろうな。


「おい、と、とりあえず、頭に報告だ!」

「やらせると思ったのか?」


残りの2人も声を出させないように、一瞬で気絶させた。多分何をされたか分からないうちに、気絶したんだろうな。俺の速さはこいつらには感知できないはずだから。


こうなったら、早く終わらそうと思い、さっきの場所に俺は向かった。そこでは、俺の姿をしたケロイはまだ何もされていないのか、起きていたので、俺は偽装を解除した。


「ん?あ、ケロイ!ホントにお前だったのか!」

「さっきから、そう言ってましたよ!」

「そうか、悪かったな。全てはあいつのせいだな!お前!何しにここに来たんだ!」

「あ、俺?お前らを倒しにだけど?」

「ガッハッハッハ!倒しにだと?こいつらに勝ったからって、俺を倒せると思うなよ!」


こいつ、まだ人数で勝ってるからって、調子に乗ってるな?後は、バジャギと無傷の奴が4人、怪我人1人だな。まず俺は、モブたち4人をすぐに殴った。1秒もかかってないだろうから、バジャギも何が起きたか分かってなかっただろうな。ただ、仲間が倒れている事実だけがあるだけだ。


「お、おい!何が起こったんだ!どうして、こいつらが倒れてやがる!お前が何かしたのか?」

「ああ、俺がこいつらを倒した。安心しろ、気絶しているだけだ。」

「調子に乗るな!お前は俺には勝てない!そう決まっている!俺は、バジャギ様だぞ!こんなひよっこに負けてはいけないんだ!」


そうして、でっかい斧を持っていたそいつ。こういう奴って、なんで斧持ってるんだよ。まあいいか、そいつは一回で終わらせるつもりか、真上から頭を狙ってきた。俺は、それを人差し指を横にして90°になるようにその斧を受け止めた。こういうこと、一回やってみたかったんだよね。


「なんだその力は!この俺が斬れないなんて、お前何者だ!」

「俺?ただの冒険者ですけど?」

「そんなわけないだろ!ここに来た冒険者は、全て俺たちが斬ってきた。俺たちが協力すれば倒せない奴なんていなかったんだ!」

「知らねーよ。俺がそいつらより強かったんだろ?それでいいじゃん。」

「くそ!くそくそくそくそくそが!ちくしょー!」


なんだこいつ?いかれたのか?とりあえず倒しとくか。あ、そういえば、聞かないといけないことがあったな。


「おい、あのドラゴンはなんだ?」

「あ?ドラゴン?そんなものいたか?」


鍵をつけたのは、こいつらじゃなかったのか。


「いや、なんでもない。まあ、ここで俺が倒して、お前らは捕まるんだろうが、そこでちゃんと今までしたことを振り返って、反省するんだな。」

「ちくしょー!ガッ!」


そうして、バジャギを倒した俺は、動けないでいたケロイに向かって、


「今から俺は、お前らが貯めてきた宝物貰っていくから、お前は、そいつらを適当に縄とかで固めておけ。逃げたら、どうするか分からないぞ?」


俺が、特大の笑顔を送ったら、ケロイは本気でビビっていた様子だった。


宝物庫に行った俺は、まずドラゴンのところに行った。


起きていたドラゴンは俺の事をみて、「?」とばかりに、首をかしげていた。可愛いなとか思いながら、そいつを見てみると、まずなぜドラゴンだと思ったか。翼があって、前足と後ろ足は小さく、何より、何となくドラゴンだと直感で気づいたからだ!ファンタジーの世界だから、いるかもとは思ったが、まさかこんなすぐに会えるなんて、俺は運がいいな。


「えーっと、まずお前をテイムしたいんだが、どうしよう。」


俺がこの子を見ていて、あっちも見てる。すると、俺の方に来て、頬擦りをして来た。え!?これ行けるんじゃね?とか思った俺は、とりあえず、


「テイム!」


と小さな声で、叫ぶと、


「ユニーク(エンジェルドラゴン)はテイムされました。名前をつけてください。」


と、アナウンス音みたいなものが聞こえた。いや、なんだこれ?と、思ったが、それよりも、まず名前だ。うーん、なんだろうな。エンジェルドラゴンだし、けど、ユニークだし…


「お前の名前は、アイラだ!」


理由はない!何となくだ!まあ、気に入ってくれるかは別だけど。そう思い、アイラを見ると、すごい首を振っていた。これ喜んでるんじゃ。


「ユニーク(エンジェルドラゴン)はアイラと名付けられました。」


と、またアナウンス音が聞こえた。


アイラ レベル1 0歳 女

種族 ユニーク(エンジェルドラゴン)

職業 なし

使用武器 なし

体力 2000

攻撃力 3100

防御力 3600

魔力 6500

俊敏力 3400

スキル 竜魔法、人化

称号 エンジェルドラゴンのユニーク 竜魔法の使い手 人化可能 みなとのペット


いや、ペットちゃうわ!まあ、そうなのか?てか、獣魔でよくね?と、思って俺のステータスを見たんだが、


高橋みなと レベル1 16歳 男

種族 ?

職業 ?

使用武器 なし

体力 ?

攻撃力 ?

防御力 ?

魔力 ?

俊敏力 ?

スキル 「最強」、手加減レベル10、鑑定レベル10、偽装10、逃走レベル3

称号 最強 やる気なし 神様の依頼を受けた者 神様の友達 国への反逆者 ルアのご主人様 ルアの守護者 アイラの飼い主

獣魔 アイラ

種族 ユニーク(エンジェルドラゴン)


あ、アイラは獣魔でもあるのか。紛らわしいな、ほんとに。でもよかった。名前気に入ってもらえたのかな?そう思い、アイラを撫でると、


ピカッ!と、アイラが光った。俺は、眩しくて、目を細めていたんだが、全然見えなかった。そして、光も収まってアイラを見てみると、そこには、銀髪の何歳かな?見た目5歳ぐらいの子がいた。服は来ていなかった。当然か、ドラゴンの時なんにも来てなかったしな。で、その子が俺に抱きついて、こう言った。


「パパー!」


、と。



また、幼女かと。作者はあなたが思ったそれではありませんよ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ