ドラゴンの子、アイラ
ドラゴンの人化はロマン
パパ!?誰がって、俺しかいないか。いや、パパって言われてもなあ、 まだ16歳だけど。
「えーっと、パパって俺のこと?」
「そうだよ!パパはアイラのパパだから、パパ!」
「そ、そうか。」
アイラって名前は、良かったんだな。それは安心したけど、パパか、別にいい気がしてきたぞ。
「その、アイラはなんでここにいたか分かる?」
「うーん、分かんない!」
そうか、気づかないうちに捕まってたのか。なら、もともとどこにいたか分からんし、俺が面倒を見るしかないよな。
「あー、えっと、俺はみなとで、お前のパパ?かな、まあ、そんなところだ。」
「うん!よろしくね!パパ!」
元気いいな。でも、0歳ってことは生まれたてか。なのに、こんなに喋れるのか。凄いな。それか、この言葉はドラゴンは、すぐ話せるようになるのか?あ、ちょっと待って。もしかして、転移してきた人は、自動的に言葉が、翻訳されるのか?だって、こっちの世界に来たとき、いきなり言葉が通じたからな。まあ、今は分からないか。
「アイラは、生まれてから、何日ぐらいか分かる?」
「うーん、ちょっとだけ!かな?」
「そっか、とりあえず、ここから出るけど、一緒に来る?」
「うん!パパに着いていく!」
とりあえず、外に出る前に、この子に服を着せるか。いや、ドラゴンの姿になってもらうか。
「なあ、アイラ。さっきのドラゴンの姿になることはできる?」
「うん!やってみるね。むむむー、うーん、できなくなっちゃった!てへへ!」
「そっか、なら、服探さないと、でも、ここにあるのはそんなに良さそうじゃないし、そっか、俺の服でいいじゃん。」
そう思って、俺は来ていた服を脱いだ。これは、日本から来ていた服だ。よく考えたら、これ洗濯してもらってたのか?城では、替わりの服はあったけど、後で、ルアに聞いとこ。
「これでいい?俺が着てたやつだけど。」
「うん!パパのにおいだー!」
「ちょっ、やめて!汗くさいかもしれないから!」
「大丈夫!パパのにおいは、いいにおいだよ!」
そ、そうなのか?自分ではよく分からないしな。まあ、アイラがそう言うならそうなんだろう。そう信じないとダメだな。
俺は、上半身裸になったけど、別に気にしないので、そのままでいいかなと思う。町にも上半身裸の人いたし。
まず、ここにある宝物とかはどうしようかな。もらってもいいよね。そう思ったけど、意外と多かったので、高そうなネックレスなど、小さいものを袋に詰めれるだけ詰めた。残りはいいや。これだけでも相当な金額になるはずだから。
あとは、盗賊たちだな。俺は、頭を倒した部屋に行って、ケロイがちゃんと、縛っているか見に来たけど、ちゃんと縛られていて、ケロイもいた。
「じゃあ、今から冒険者ギルド行くから、お前は先に行って状況を説明してきてくれ。」
「は、はい!」
そうして、先にケロイを行かせた俺は、ゆっくりと国に戻っていった。アイラは、見た目5歳なので、歩幅はちっちゃくて、そこも可愛かったんだが、時間がかかるので、肩車したら「キャハハ!高い高ーい!」と喜んでくれたので、そのまま帰った。帰り道にモンスターと出会うこともなく、安全に帰れた。
門からは入るときにケロイはいて、門番に説明を説明をしていた。てか、そんなに俺の言うことちゃんと聞く?そこまでして、俺にやられたくないの?
「すいませんが、冒険者ギルドの職員を呼んできてもらえませんか?こいつ、盗賊なんですけど。」
「え!?盗賊を倒してきたんですか?分かりました!すぐ呼んできます。」
そうして、門番は走っていった。すぐに職員の人が来てくれたので、俺は倒したことと、捕まえていることを説明し、すぐに兵士を何人か連れて、洞窟に行ってもらった。ケロイは、その場で自首をしていた。俺は、そのまま冒険者ギルドに行った。
「あの、クエストをやって来たんですが。」
「え!?だから、さっき門番の方が走ってきたんですか!ちょっと待っててください。今確認にいってるので、座っていてください。」
「分かりました。」
そういえば、アイラのことをどう説明するか考えてなかった。ルアとの約束の7時まで時間があってまだルアはいなかったので、俺はアイラと話をしていた。
「なあ、やっぱり、もとに戻れない?」
「うーん、どうやってこの姿になったっけ?覚えてないんだぁ!」
「俺が頭を撫でたんだよ。こういう風に。」
そう言って、俺がアイラの頭を撫でたら、また、一瞬光ってドラゴンの姿になっていた。幸い、他の人には気づかれなかったので良かった。
「あ、戻った。俺が撫でたら、変われるのか?」
すると、アイラは今度は翼をバタバタとならしていた。こっちの姿だと喋れないらしい。0歳だし当然か。というか、まだ人間の姿を見て、0歳なの信じられないんだけど。もしかして、人間側の成長は早いのか?それは嫌だな。まあ、今は分からないか。
待っていたのだが、すぐに職員の人が帰ってきて、驚いていた。
「みなとさん!本当に倒してくれたんですね!」
「まあ、一応倒しました。」
「ありがとうございます!」
と、そんなに困っていたのか。あれでも、他の人からしたら、強い方なのか。俺が規格外すぎてよく分からないわ。
「でも、なんであんなに盗賊たちは怯えてたんでしょう?」
「し、知りませんよ。あの、指名手配の方の報酬は、どれくらいなんでしょう?」
「40金貨です。」
え!?そんなにもらえるの!?俺は、このクエストでちょっとお金持ちになってしまったかもしれない。
みなとたちが、お金持ちになりました。




