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冤罪者の主人公は欲が少ない

新シリーズ第1話目です。


今回のシリーズのテーマは『冤罪』『曇らせ』『ヤンデレ』と言う体で進めていきます。






「貴方には失望しました・・・もし、生まれ変わるときがあったとしても二度と姿を現さないでください」




「まさかあんたが殺人を犯すだなんてね・・・!!見損なったよ!!!」




「とりあえず、さっさと死んでくれる?正直言って目障りなのよ」







・・・俺の名前は『インビシ』。ある勇者パーティーの一員で主に戦闘前線で戦っていた・・・いわゆる勇者ポジションだったというわけなんだけども・・・今は刑務所にぶち込まれていて、処刑を待つ身となってしまっている。



どうしてこうなっているかって?





・・・俺は殺人の冤罪をかぶせられたんだ。





ある日、王国で殺人事件というものが起きてな・・・それで被害者は女性ばかりで、性的に乱暴されたのちに殺されたらしいんだ。



それで被害者との接点が無かったから、無能な警察共はその日、宿で寝ていた俺を容疑者として見ていたらしい・・・





それだけだったらまだ良かったんだ。






あろうことか、その警察関係者の中で一人無能・・・職務怠慢者がいたのだ。




そいつはめんどくさいから早く終わらせようとした、その理由だけで俺を犯罪者にするために指紋をこっそりふき取ってそれを現場に置いてあった凶器になすりつけた・・・だと思う。





そしたら、警察からの疑いは確信に変わってしまい俺はあっけなく捕まったってわけだ・・・いっておくが俺は殺人なんて犯していない。


全く、ひどい話だ・・・・・・本当に・・・・・・・







そしておれが刑務所にぶち込まれてしまい、かつての仲間たちからは失望と怒りの目がむけられた。





数々の暴言で俺は生きる意味というものが見いだせなくなったっていう話だ・・・






「・・・おい、時間だ。さっさと立て」






・・・どうやら、処刑の時が来たらしい。




処刑方法は至って単純・・・自分が座り最後の言葉すらも発することも許されず、一方的に首ちょんぱして終わりらしい・・・





そしてこの処刑だが俺に限らず、民衆の唯一の娯楽として多数の奴らが見るらしい・・・






・・・どうせなら静かに見守りたかったよ。





だって、大体が罵詈雑言で更にひどい時には犯罪者に向かって石が投げられる・・・






「さっさと死んでしまえ――――!!!この強姦魔がーーーーー!!!!!!」





ーーーーブンッ!!ガッ!!!!






いてっ





ほらね?こんな感じに・・・




投げたのは一人の老人であったが他にも屈辱的な意味合いがあるのか卵が投げつけられる時がある・・・





酷ければ瓶が投げられるんだぜ?それで頭から血を流す奴だっている。






・・・そんなこんな言っているうちに処刑人が俺の前にやってきたようだな・・・・・・・






「・・・さて、静粛に!!これから処刑を始める・・・」




「で・・・お前は、最初から最後まで罪を認めないとしていたな?だが本当にそうか?証拠は出ている・・・警察というものを余り甘く見ない方がいいぞぉ?お前はここで娯楽のための一部と化してこの世を去るんだ。」





・・・仲間は?





「仲間だと?はっはっは!!仲間たちはお前が犯罪者だと分かった途端に切り捨てた!!!まぁ同情はしない、自業自得さ・・・そして、新しいパーティーを入れた。そいつはちゃらちゃらしていて日焼けしている黒人みたいなやつだがお前より筋肉質だ・・・頼もしいぞ?犯罪者であるお前とは違ってな?」






・・・




どうやら寝取られたらしい。でもこの場において俺を見る価値すらないみたいだ。





せめて味方が一人でもいてほしかったよ・・・






「・・・さて、おしゃべりは終わりだ。まぁこの世界に輪廻転生というものがあるならば精々、人に生まれ変われるように神様にでも祈っておくんだな?まぁどうせ地獄に行くか、ミジンコにでも産まれ変わるんだろうな?」




「じゃあなwゴミクズ犯罪者・・・この国のがん細胞・・・・・・・犯罪を犯したことを後悔して死ぬがいいさw」







・・・ミジンコか




どうやら、俺は人に生まれ変わる価値すらもないと見た・・・





・・・まぁいいか、変に仲間を作って裏切られるよりそうやって何も考えずに生まれ変わった方が苦しいことを理解できずに済む・・・



はぁ・・・せめてなら皆に看取られて死にたかったよ。






冤罪とはいえ、犯罪者にはとことん容赦しないらしい。







あぁ・・・・悲しいなぁ・・・・・・






ーーーーーーージャキン!!!!





(そうして『インビシ』は誰にも冤罪者であることを理解されぬまま惨めに斬首されて死んでいった。享年20歳。その後に解散されて翌日には国ぶっ通しでパレードが行われた。誰も彼の死を悼まなかった・・・それどころか彼の死を喜ぶものばかりであった。パーティメンバーたちもその内の一部であった)





「やっとあいつが死んでくれたねぇ?」



「そうそう、犯罪者をパーティに入れたらうちの評判だだ下がりよ?これはいい判断だわ」



「そうだな、まぁ酒でも呑んでアイツの事なんて忘れようぜwほら、今日は俺のおごりだ!!!」





「「「「「かんぱーーい!!!」」」」」






・・・





~~~うーん?・・・ここはどこだ?周りが真っ白な空間に飛ばされたっぽいけど・・・どうなっているか・・・・・・




  「お目覚めですね?」





誰だ?その声は・・・





女神「私は、輪廻転生をつかさどる女神です。どんな生物であろうとも必ずしや私の目の前に来ることになることでしょう」




・・・っていうことは、ここはあの世ってやつか?・・・あ、そっかあの時・・・・・・






女神「思い出したようですね、貴方は冤罪により死刑となり斬首されました。死体は灰になるまで燃やされてしまいごみ棄て場に捨てられてしまいました。」



  「悲報はまだあります・・・貴方の冤罪を信じてしまった女どもは新しく入ってきたチャラ男によって全員抱かれてしまったのです。俗に言う寝取られってやつです・・・しかもお腹の中にはその彼の赤ちゃんがいます・・・・・・今頃、たくさんブタの様に喘いでいることd・・・」





あーーーー!!!!ストップ!!!わかったわかったから・・・頼むからこれ以上言わないでくれ・・・吐き気がする・・・・・・






女神「・・・すみません、でも言わないといけないことだったので・・・残念ですが・・・・・・でもチャンスはあります」




チャンスだと?それって・・・何かしらの条件があるとか・・・・・・



場合によっては契約が重いとか・・・






女神「い、いえいえ!!?そんなことはけっしてありません!!・・・それは輪廻転生して復讐することなのです!!!」



  「チート能力を持ってあいつらに復讐してやるのです・・・復讐が虚しいだとかきれいごとほざいてるやつはいるようですけど、そんな奴は無視してしまいましょう。そして!!貴方が新しい王様に・・・」






・・・いや、いいわ






女神「なんで!!?折角復讐できるっていうのに・・・」





・・・まぁ確かにそうなんだけど・・・今の俺はなんというかその・・・怒りを通り越して呆れてしまってるんだ。なんていうかな?燃え尽き症候群ってやつ?


なんかここで怒ってもガキの喧嘩の様に見えてしまってな・・・それをちょっと客観視してしまって・・・・・・






女神「虚しくなったと?」





そうそう・・・それに俺はあんな出来事に出会ってしまったんだから、どっちかというと平穏の方に走りたいんだ。下手に周りの奴らに迷惑をかけたくないし・・・






女神「・・・なるほど、貴方はとことん平和主義者というわけですね?正直感服しましたよ?私が出会った中では貴方が一番大人っぽかったですよ」





  「いいでしょう、私はそこまで無理強いをする人間ではありません。貴方の意見に賛成します・・・来世ではきっと平和に過ごせることでしょう・・・」





  「ですが、能力は与えます。なんかあいつらをここから見ていたら腹が立ちましたので・・・」





え?あの?



別に能力なんてものは・・・






女神「拒否権はありませんよ?なにせ、この能力は最強クラスに強いんですから・・・持ってて損はさせませんよ?それじゃ、貴方を転生させますね?記憶は・・・あった方がいいですね。危機回避とかにもつかえますし」





え、待って?話聞いてました?



別に能力なんてものはいらないし

前世の記憶なんてものはいらな・・・






女神「それじゃ・・・痕は平和になれるように頑張ってね~♪」






は?嘘でしょ?



そんなのは聞いてな・・・





(会話が終わる前に彼は転生されたのであった・・・有無を言わさずに・・・)




ねぇちょっと・・・聞いてないんだけどぉぉぉーーーーーーーーーー!!!!!!!!!







(インビジが去った後、女神はため息をつきながら虚空を見つめる・・・)





女神「はぁ・・・どいつもこいつもろくでもない奴等ばかりだわ・・・しかもあの裏切った奴らは結局のところ夜とおしパーティーぶっ続けていたし・・・うん?」





(女神は現世を映すポータルを映した・・・そこには何やら不穏な空気が漂っている町があった・・・だがそれを見て女神は徐々に口角をあげたのだ)





女神「・・・ふっふっふwどうやらこれはこれは手遅れで重症の様ですねぇ・・・さて、彼がいなく後のパーティーがどうなるか見ものね・・・wふふ・・・」





(そういうと女神はポータルを閉じたのであった)



インビシ


元々は勇者パーティの一人の男でパッとしない剣士であったが途中で入ってきたチャラ男にパーティごとNTRされてしまい、追放・・・挙げ句の果てには重罪人として処刑される。


その後に女神様と名乗るやつから転生することになるが彼はどうやら復讐には興味がないようだ。

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― 新着の感想 ―
指紋をこっそりふき取って狂気などに漬けさせた。 → 指紋をこっそりふき取って凶器などに付けさせた。 では。 後、指紋をふき取って付けるのは変で、遺留品を上手く主人公に触らせたとかでは。 それとチャラ…
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